【呪術廻戦】呪霊を祓いに来ただけなので、事件はお呼びではないです

110話 ページ44

振り返ったその少女の顔は、黒い影に覆われていた。



女性「私はこの館の主、真紅の女王
よくぞ謎を解きましたね、挑戦者さん」


女性「今の私のこの肉体を譲ってくれた娘は、つい昨晩、謎を解いた者よ。私の提案に簡単に乗って、 新たな真紅の女王になるという願い事をした。

そして、この娘の肉体は今や私のもの。
娘の肉体に 宿っていた魂は、今頃肉体を失って、どこかをさまよっているのでしょうね。」


A『彷徨う？』



もしかしたら、先程まで起きていた現象は、彷徨っていた女性が自分たちに向けたメッセージだったのでは無いかと推測する





女性「謎を解いた挑戦者には、最後の謎に挑戦して願い事を叶える権利が与えられる。

叶えられる願いごとの種類は限られているけど、きっとあなた達の望みは達されるわ。

解くことが出来なかったら、このままあなた達の肉体も黄金にして私が頂く。」



A『は？』



女性「問題を聞かずに、このまま回れ右をして立ち去ることは許可するわ。問題を聞いてしまったら、解 くか、死ぬかよ。


さぁ、いかがかしら？」



三人は同時に顔を見合う


コナン「最後の問題に挑戦しよう
もしかしたらまだ、助かるかもしない」

降谷「最後の問題がなんなのかはまだわからないが、目星はついている
願い事の範囲がわからないが」

A『…ですね』





Aは女性をみる

ここで自分が戦っても勝てる相手では無い事は容易にわかる

特級呪霊なんて比ではない
きっとあの女性にとって私達は、ほんのひと握りで制圧出来るだろうという事は嫌でもわかる

しかし、まだ、呪力を感じないのは、あの女性は呪霊でない事がわかる

だが、それ以外は分からない







私たちが問題に挑戦する意思を固めると、 「そうこなくてはね。それじゃあ最後の問題よ。」と、女性は話し始めた。


女性「屋敷に来ていた6人のうち、謎を解いた娘...


つまり、今こうして私の肉体となっているこ の娘は誰でしょう?魂だけの姿になって、この屋敷をさまよっている娘は誰でしょう?」

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