【双星の陰陽師】初番目物「龍人秘沙」

感嘆の声 ページ4

「ふむ…短時間で習得するとは。さすが我の見込んだ龍よ。」


「僕偉いっスか？！僕偉いっスか？！」(ﾜｸﾜｸ)


「……偉いなぁ、よしよし」


「子供扱いしないで下さいっス！」


お前は何を期待しとるんじゃ…と呆れそうになるのを喉の奥に飲み込んだ。


口を膨らませ、不機嫌そうにする主に自然と頰が綻んだ。


「…やっと、やっと笑ってくれたっスね」


「…は、待っていたとでも言いたいか」


「エスパーっスか？！エスパーなんスか？！」


「違うに決まって…いだだだだだ！！角を引っ張るな！！」


「抜けるんスね、これ。」


呑気に笑う主を邸に押し込んだ。


側からみれば顔を真っ赤にしたカップルが押し合いへし合いしてるようだが。


そんな事は知らない。


「知る由もないぃぃぃいいぃぃー！！」


「もうちょっとスよ、A〜」


…平和だ

おかしい【結構注意】→←穢喰

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す