【双星の陰陽師】初番目物「龍人秘沙」

穢喰 ページ3

「そういえば、勘久郎？」


「なんスか？あとおはようっス、枕元に居られるとさすがに僕も男っス」


「それは致し方ないじゃろう、聞きたいことがあってきたんじゃ」


女子らが聞いたら黄色い叫び声も上げそうな事を言いよる我が主人に一瞥を入れてから言った


「”ケガレ喰い”…龍燕の法を知っとるか？」


「何スか、それ。」


「我が力を呪装以外に使役できる唯一の術じゃ…そろそろ妥当かと思ての。」


普通次期当主には伝えられているはずだが…


「へぇ…所で着替えさせて貰えないでスか。」


「構わないぞ。お主の体躯は嫌いではない」


「見、見るんスか？！それは恥ずいっス」


「仕方ないじゃろう。その内裸で向き合う日もあるとも思っておけばの」


『「ど、どういう事っスかーッ？！」』


「耳元で叫ぶな小僧。お主がいつか＿＿＿


いや、この話はまだいいじゃろ」


「昼から修行を付けてやる。覚悟しておけ」

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