#1 「呪毒」 ページ1
「 いつまでも あのよるに とらわれて 」
＿
「 お兄さん 」
「なんスか〜？」
この目の前の少女。
鈴蘭のような少女。
「 おはよう 」
「おはようっス」
実際、僕と同じ年なのだが。
にっこりと目を細めて、笑った。
「と、言うことなので私は今日も薬局に向かうぞ。お兄さん」
「その呼び方辞めてくれると嬉しいス」
妙に口調が変わるもので、人は切り替えがここまで早くできるものかと思う。
僕は歩いた。長い廊下を。
「勘久郎様」
「おはようっス」
にこりと笑って返す。
このしっかりとした女の子は雛塚寧々。
「 A様は？」
「さっき行ったスよ」
そうですか、と返す彼女は先ほどの少女、
”
＿
Aside
「暇だ」
伏せられて居るポートレートに目を向ける
写真に写る少女の名前を、
「冷凪坂、彩…」
私は密かに呟いた。
生けておいた鈴蘭の花が、悠々と揺れていた
「その根に、毒を持っていようともな」
私に巻きついて離れなくなった呪毒の
きっと、抵抗はできないな
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星之枝(プロフ) - 黒狐＊布都（クロエ）さん» 十秒!?いや十秒で思いつくことがすごいですね〜天才ですよ、これからのストーリーが楽しみです! (2018年1月15日 17時) (
レス) id: 140be67bfb (このIDを非表示/違反報告)
黒狐＊布都（クロエ）(プロフ) - 星之枝さん» これ十秒で考えたんですけどそう言ってもらえてよかったです！！精一杯頑張ります！！ (2018年1月15日 16時) (レス) id: b7a0e82e75 (このIDを非表示/違反報告)
星之枝(プロフ) - ネーミングセンスがいいですね、続きが楽しみです! (2018年1月14日 22時) (レス) id: 140be67bfb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちりんご | 作成日時：2018年1月11日 19時
