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｢____で、まーしぃと坂田は今にも魔法飛ばしそうな勢いで口論してたと。｣
｢うるせぇ。｣
｢志麻くんがわからずやなのがいけない。｣
｢あ？｣
センラくんが掻い摘んで浦田先輩に説明する。彼のおかげでスマートにわかりやすく伝わったので私は帰りたい。
｢志麻くんは結局聞き出せなかったってことね。｣
｢聞き出せなかったんやなくて、タイミング悪く坂田が来ただけだから。｣
浦田先輩は、不機嫌そうな月崎先輩から視線を外して坂田くんを見遣る。私の腕を掴む坂田くんの手の力が、少し強くなった気がした。
｢坂田も、あんま感情的になんな。｣
｢わかっとる…｣
しゅんとする坂田くんに向かって溜息を吐いてから、浦田先輩は私を見た。
｢んで、まだ1番聞きたいこと聞き出せてないんだけど？｣
浦田先輩の翠色の綺麗な目を見ていられず、思わず目を逸らす。坂田くんが心配そうな顔でこちらを見ているのを感じるが、生憎今は誰かと顔を合わせられるほどの精神力は持ち合わせていない。
｢後ろめたいことでもあんの？｣
｢そうじゃなくてですね…｣
はてさて、言ったところで信じてもらえるのかどうか。微妙なラインではあるが、この状況を一刻も早く打破するためには相手が信じる信じないは兎も角、何か言うしかない。
｢私も、細かい事情はわかってなくて…
編入の話も、ここに来る前日に言われたくらいですし。｣
｢言われたって、誰に？｣
｢親に、です。｣
ふぅん、と半信半疑な目で私を眺める浦田先輩。
｢ま、いいや。これ以上聞いても収穫なさそうだし。｣
そう言って、生徒会室へ向かっていく浦田先輩。それを皮切りに不機嫌丸出しの志麻先輩と、やれやれと呆れたセンラくんがテレポートする。残された私と坂田くんは、しばらく黙ったままだった。
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まにゅ(プロフ) - 暁さん» 嬉しいですありがとうございます(T_T)期待に添えるよう頑張ります！ (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - すごく面白いです！！無理なさらずに頑張ってください！！ (2019年4月10日 19時) (レス) id: 5628b1917f (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張りますね(^ ^) (2019年4月8日 8時) (レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白いです！最高です!!魔法研究気になります！亀さんでもいいので頑張ってください! (2019年4月7日 21時) (レス) id: fdd942ce22 (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 志麻セン寄りの箱推しさん» ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2019年4月7日 15時) (レス) id: 00588a474f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まにゅ | 作成日時：2019年3月18日 10時
