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｢君は…｣
｢申し遅れました。
この学園で現生徒会長をしてます、浦田渉です。｣
この状況で自己紹介までしちゃう浦田先輩はさすがと言うべきかなんというか…
｢浦田…あぁ、あの浦田さんのご子息か！｣
またも人当たりのいい笑みを浮かべて浦田先輩を見るお父さん。対して浦田先輩は、恐ろしいほど冷たい目で見返している。
｢無断で敷地に入った事はすまないと思っているけど、勝手に親の名前を使って逃げ出した娘を捕まえたいと思ってね。｣
それを聞いた浦田先輩は、私の方をちらっと見てからまた視線を戻す。
｢…坂田とセンラ、鷲嵜連れてけ。｣
｢りょーかいっ！｣
｢は〜い。｣
ぱっと現れた坂田くんとセンラくん。驚く間もなく、坂田くんに腕を掴まれて人気のない教室にテレポートする。
｢なんで置いてくねん！｣
｢あ、忘れとったわ。｣
｢嘘つけ俺の名前聞いてたやろ！｣
ワンテンポ遅くテレポートしてきたセンラくんが、坂田くんに向かって怒る。ついこの間まで見ていたはずの光景が、いやに懐かしく思えて鼻の奥がつんとなる。あんな酷い態度を取ったというのに、私を見限らない彼らの優しさと安心感に、堪えていた涙が溢れた。
それに気づいた2人が、頭を撫でて背中をさすってくれる。
｢…ごめんなさい。
酷い事、たくさんして…｣
｢気にする事なんかないのにぃ。
俺は何があってもAの事、大好きやもん！｣
｢もー泣かれたらなんも言えへんやんか。
まぁでも、Aちゃんの事情も知らんで踏み込もうとした俺らにも非はあるしな。｣
2人に慰められて落ち着いてから、気になっていた事を聞く。
｢浦田先輩は…｣
｢たぶん志麻くんと一緒やから大丈夫。
あの2人、伊達に学園トップ争ってるわけじゃないし。｣
知っとるやろ？というセンラくんの言葉に少しだけ安心する。大人といえど、何年も研究のために戦闘なんてしてこなかった父親が、現役の学園トップ2人と戦えば勝算は低い。それでも心配していないわけではなく、そわそわしながら待っていたら、ぱっと2人が現れた。
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まにゅ(プロフ) - 暁さん» 嬉しいですありがとうございます(T_T)期待に添えるよう頑張ります！ (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - すごく面白いです！！無理なさらずに頑張ってください！！ (2019年4月10日 19時) (レス) id: 5628b1917f (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張りますね(^ ^) (2019年4月8日 8時) (レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白いです！最高です!!魔法研究気になります！亀さんでもいいので頑張ってください! (2019年4月7日 21時) (レス) id: fdd942ce22 (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 志麻セン寄りの箱推しさん» ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2019年4月7日 15時) (レス) id: 00588a474f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まにゅ | 作成日時：2019年3月18日 10時
