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部屋に帰ってから、扉に寄りかかって膝を抱える。着替えなんてしてない、着の身着のままだ。どうせこの話は坂田くんにも漏れるだろうし、それを聞いた彼はすぐ来てくれると思う。自意識過剰すぎか。
少しだけ落ち着いてから、動きにくいドレスを脱いで楽な私服に着替える。やっぱり慣れない事はするもんじゃない。
(明日から、長期休暇でよかった。)
私に言いたい事を言ってきた彼女達とは、1ヶ月以上顔を合わせることがないし、仮に帰省しなかったとしても授業はないからほぼほぼ会わない。もし坂田くん達が残る事になっても、食事は大広間で食べるわけではないし部屋に篭っていれば何とかなる。
｢…A？｣
扉の外から聞き覚えのある声が聞こえた。やっぱり坂田くんは来てくれた。でも私は、彼に合わせる顔なんてない。呼んでくれた名前には答えず、扉に魔法でロックをかける。ごめん坂田くん。
ガチャガチャとドアノブを回そうとする音が聞こえるが、この魔法は得意だから破られる心配はない。浦田先輩とか月崎先輩だったら別だけど。
｢なんで開けてくれへんの？｣
坂田くんのその優しい、寂しそうな声に魔法を解いてしまいそうになる。でも、もう私は彼のその優しさに甘えていられない。
｢…もう帰って、お願いだから。
私に構わないで…！｣
言いたくない事を、本心じゃない事を言葉にするのは、どうしてこんなにも心が痛むのか。知らずに流れていた涙を手の甲で拭いながら、坂田くんを追いやろうとする。
｢…そんなん、泣きながら言われたところで帰れるわけないやんか。｣
｢ロックの魔法解け。
言いたいことがあるんなら、直接言えや。｣
｢センラに志麻くん…なんでおるん！？パーティーは！？｣
｢あ？そんなん浦田くんの権限で抜け出してきたわ。
もうそろそろ生徒会長サマも抜けられそうやったしな。｣
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まにゅ(プロフ) - 暁さん» 嬉しいですありがとうございます(T_T)期待に添えるよう頑張ります！ (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - すごく面白いです！！無理なさらずに頑張ってください！！ (2019年4月10日 19時) (レス) id: 5628b1917f (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張りますね(^ ^) (2019年4月8日 8時) (レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白いです！最高です!!魔法研究気になります！亀さんでもいいので頑張ってください! (2019年4月7日 21時) (レス) id: fdd942ce22 (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 志麻セン寄りの箱推しさん» ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2019年4月7日 15時) (レス) id: 00588a474f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まにゅ | 作成日時：2019年3月18日 10時
