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｢坂田くんとか折原くんと、どういう関係？｣
中庭の見える人気のないバルコニーに出た瞬間、鋭い視線と共にきつい口調で聞かれる。どういうつもりも何も、私は自分から絡んでないし、彼女達の前で堂々と絡む勇気はないから、何とも言えない。かと言って、彼らのせいにするのも腑に落ちない。
｢ただの友達、だよ。｣
そう、それ以上でもそれ以下でもない。私達の関係は“友達”。そう答えるも、そんな回答で彼女達が納得してくれるはずもなく、射抜くような鋭い視線がさらに冷たくなる。
｢なら、これ以上2人に近づかないで。
月崎先輩とか浦田先輩とも関わりあるらしいけど、あんたじゃ釣り合わないから。｣
自分でわかっていたことをいざ他の人から言われると、さすがに胸に刺さる。事実だから仕方ないんだけど。でも、対人関係までも彼女達に指図されたくはない。
｢…邪魔はしないから、せめて友達として喋るくらいはさせてほしい、です。｣
｢は？だから、あんたは今まで通り1人でいなって言ってんの。
坂田くん達は優しいから何も言わないけど、魔法もろくに使わない奴が隣にいても邪魔でしかないから。｣
邪魔、その言葉が頭に駆け巡る。もし、本当に彼らがそう思っているんだったら、私はどうすればいいんだろう。浦田先輩に関しては時折思われているかもしれないが、坂田くんに思われていたら、と考えると怖くてたまらない。
｢わかった？邪魔者は引っ込んでて。｣
｢わ、かった…｣
こういう所だ。誰かに強く言われたら、断れずにうなずいてしまう。そんな自分が本当に嫌い。
私が返事をした事に気を良くした彼女達は、背を向けて大広間に戻っていく。坂田くん達にアピールでもしに行くんだろう。さすがにこんな事があってから大広間に戻る馬鹿ではないので、そのまままバルコニーから外を眺める。
(友達が欲しかっただけなんだけどな。)
我慢していないと溢れ出てしまいそうなものがあったから、手摺に置いた腕に顔を埋める。私の人生は、どうにも上手くいかない事ばかりらしい。
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まにゅ(プロフ) - 暁さん» 嬉しいですありがとうございます(T_T)期待に添えるよう頑張ります！ (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - すごく面白いです！！無理なさらずに頑張ってください！！ (2019年4月10日 19時) (レス) id: 5628b1917f (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張りますね(^ ^) (2019年4月8日 8時) (レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白いです！最高です!!魔法研究気になります！亀さんでもいいので頑張ってください! (2019年4月7日 21時) (レス) id: fdd942ce22 (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 志麻セン寄りの箱推しさん» ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2019年4月7日 15時) (レス) id: 00588a474f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まにゅ | 作成日時：2019年3月18日 10時
