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(いい天気。)
授業を受けながら、窓の外を眺める。
今は論理魔法の授業で、そういう類の魔法が得意な私は起きているが、苦手な坂田くんは机に突っ伏して寝ている。
ちなみに坂田くんと私は席が隣だ。2人して教室の後ろ側なので、自分の不得意科目は真面目に受けていない。私の成績がいまいち伸びない理由はそれだ。
坂田くんには、浦田先輩というスパルタ教師がいるから、論理魔法のテスト前になるとビシバシ鍛えられているらしい。だから学年トップを保ってられるのか。
(でも、寝たくなっちゃう気持ちはわかるなぁ。)
しんと静まり返る教室に響くのは、ノートに文字を書くペンの音と、たまに説明を入れる先生の声だけ。窓から入ってくる陽光は、お腹いっぱい食べた後だと心地が良すぎる。うとうとし始めた頃にチャイムが鳴る。途端にざわめきだす教室。
不意に、後ろの扉から黄色い歓声があがった。
｢センラくんか…｣
女の子達に囲まれてわーきゃー言われているのはセンラくん。毎度毎度お疲れ様です。
坂田くんにでも会いに来たんだろう、そう考えていたら、私の目の前に1人の女の子が立った。
｢鷲嵜さん、センラくんが呼んでる。｣
｢へ？｣
ばっとセンラくんを振り返ると、こっち来てと手招いているのが視界に入った。
わざわざ授業の合間に来る！？女の子達の目の前で私のこと呼ぶ！？
センラくんの取り巻き達がいる手前、彼を無視することはさすがにできず、仕方なしに用件を聞きに行く。
｢どうしたの？｣
｢放課後、空いとらん？｣
ここで放課後のお誘いとは。周りの女の子達の冷たい目が怖すぎる。大丈夫かな、私明日から教科書あるかな。
｢今日は…｣
｢ごめんセンラ、今日は俺が先約。｣
体をぐっと引かれて後ろに下がると、背中に温かい感覚が広がる。
｢坂田…｣
｢今日の放課後は俺が予約済み。論理魔法教えてもらう約束してんねん。｣
センラくんに向かって不敵な笑みを浮かべていたのは、坂田くんだ。
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まにゅ(プロフ) - 暁さん» 嬉しいですありがとうございます(T_T)期待に添えるよう頑張ります！ (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - すごく面白いです！！無理なさらずに頑張ってください！！ (2019年4月10日 19時) (レス) id: 5628b1917f (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張りますね(^ ^) (2019年4月8日 8時) (レス) id: 886f7501c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白いです！最高です!!魔法研究気になります！亀さんでもいいので頑張ってください! (2019年4月7日 21時) (レス) id: fdd942ce22 (このIDを非表示/違反報告)
まにゅ(プロフ) - 志麻セン寄りの箱推しさん» ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2019年4月7日 15時) (レス) id: 00588a474f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まにゅ | 作成日時：2019年3月18日 10時
