237話:鬼の性質 ページ14
貴方「その血は何でも良いんだけど、普通の人間や妖怪の血を飲むと、吸血衝動は抑えられるけど、喉が焼けるような感覚が残るの。そうしてまた別の血を求める。
ただ、本家の鬼の血だけは吸血衝動を緩和させて、鬼を元の妖怪の姿に戻すことが出来る。それも一定期間だけだから、また暴走すれば血を飲まなきゃいけないんだけど…」
カルラ「鬼の血を飲まないと、鬼の姿から元の姿には戻れない………だからさっき、烏天狗に取り憑いた鬼は、Aの鬼の血を狙ったのか。」
烏天狗「その吸血衝動ってやつ、鬼なら誰でもなるんだよね?」
貴方「うん、多分……」
烏天狗「だったら、Aも…!」
貴方「…………そうなったら、私を仕留めて。」
カルラ「…………そんなの、出来るわけないじゃん…!」
そんな話をしてるうちに、
2階の資料庫へ辿り着いた。
資料庫の前には不思議な事に鬼が居ない。
そっと中へ入っても、鬼がいないどころか
物音一つしない。
不気味に感じた。
貴方「大ガマ、土蜘蛛…、いるの………?」
カルラ「ここに本当にいるの…?埃っぽいし…」
烏天狗「うん、確かにここのはず………!
A!後ろ!」
貴方「っ!?」
烏天狗に指摘されたが
気付けば私の背後に居たものに
腕を掴まれてしまった。
バッと振り向くと、
そこには_______。
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作者名:暁兔 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月25日 14時