あらすじ ページ1
現代(ケータの時代)で、炎の妖術を使うSランク妖怪のAは、おもいだ神により過去の約束を思い出すように告げられ、室町時代後期へ連れていかれてしまった。
その時代は、血塗られた時代と呼ばれ
妖怪が悪さをし、人間を襲う事も珍しくなかった。
大ガマ、土蜘蛛と出会い、1度は別れたAだったが、2人を忘れる事が出来ず、誓願の湖のある地まで足を運ぶ。
そこには、姿を変えた2人がいた。
2人は所謂“鬼”の子孫らしく、
鬼は貴重で、過去に妖魔界を支配していた時期もあった程の力を持っていた。
そんな鬼の存在を、2人がAと出会う前に会っていたという“三条子々”(室町時代後期時点で死亡)に広められてしまっていた。
鬼の血を飲めば、鬼になることが出来る。
しかし、その血を飲み鬼になれる確率はたった3度。
97度の妖怪は、皆狂い
理性を失ったあと、人間と妖怪を無差別に襲うようになった。
人間の世界では丑三つ時には出歩かないように妖怪達が脅し、妖魔界は街が破壊され、閻魔大王の後継者(Aの想い人)であったエンマまでもが姿を消した。
閻魔大王は伏せってしまい、現在は結界の中で本家鬼妖怪を保護しているものの、それ以外手を打つ事が出来ない状態だった。
閻魔大王の顔を見に行こうと、青龍の間の地下へ来たA達であったが、何故かAだけが結界から弾き返されてしまう。
室町時代後期、Aが死ぬ間際に飲んだ鬼の血で、Aは鬼になってしまったというのだ。
結界の中へはいるには、ぬらりひょんから言いつけられた“枯れない花”を玄武の間に取りに行かなければならない。
しかし玄武の間には結界など1つもない。
廊下には鬼と呼ばれる“ニセモノ”が徘徊する。
だが玄武の間の中に、鬼は一体もいなかった。
……そして、花を持ったAが玄武の間から出ると、ある異変に気づく。
君にどう好かれるか考えるー6ー
始まります。
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作者名:暁兔 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月25日 14時