180話:布団 ページ2
烏天狗は男の子だからと
エンマさんは私の部屋から離れた所に、烏天狗専用の部屋を作った。
エンマ「良いか烏天狗!不用意にAへ接触するんじゃねぇ!」
烏天狗「そんなの知らない!」
貴方「あ……あの…2人とも喧嘩しないで……」
エンマ「Aと俺は想い合ってるんだ!後から出てきて邪魔すんな!」
烏天狗「でも女郎蜘蛛の毒を消したのは紛れもないこの僕でしょ!」
※アニメの烏天狗は私系でしたが、
個人的に僕が良いので僕にします。
エンマ「あれはお前が勝手に想ってるだけだろ!」
烏天狗「相互の想いが無きゃ解けないんですけどー!」
貴方「あ……あの…………」
エンマ「A!ちょっと来い!」
烏天狗「あ!ちょっと!!」
貴方「エンマさん!?」
エンマさんは私の手を引いて紫の煙で消えた。
烏天狗「…………A…。」
貴方「…う…っ……」
エンマ「A、大丈夫か……!」
妖怪の瞬間移動は、人間には酷く堪える。
これが初めてでは無いが、やはりしんどいものがある。
エンマ「急にすまなかった……」
貴方「いえ……大丈夫です……。……ここは…?」
エンマ「俺の部屋だ。ほら、そこの布団で横になれ。」
貴方「え…!いや……そんな、良いよ!大丈夫だから……!」
エンマ「俺の気が済まないんだ……休んでくれ。」
貴方「……うん…。」
この人に困った顔をされると、
いいえと言えなくなる……。
私は素直にエンマさんの布団で横になった。
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作者名:暁兔 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月14日 0時