そろそろヒロインになりたいんですけど

任務 ページ10

今日は一年5人全員での任務。



…5人って多くない？


よっぽど大きい任務なんだろうな…
内容はまだ何も聞いてないけど。




伊地知さんから任務の内容を教えてもらった。




少年院で仮想怨霊の呪胎が発見されたらしい。

少年院で取り残された人を助けるという任務らしい。






……私たちが特級を倒せると思ってるわけ？

無理でしょ…私たち死ぬよ？まじで！




伊地知さんからは


特級とは絶対戦うな

と言われた。

逃げるか死ぬか

だって。




そんなこと言われたら怖いんですけど‼

…でもみんながいれば大丈夫だよね。



・


こーゆー時に限って現場に早く着くんだよなー。





…この少年院の中に入るまでにも色々あった。
色々って言っても１つだけだけど。

取り残された人のお母さんがいて、「正を絶対助けてください」と言われた。


…心が痛い。多分…


もう生きてないと思うから。



中に入る



私たちが入ったときはドアはちゃんとあったはずなのに気づいた時にはなくなっていた


悠仁と野薔薇と光ちゃんはテンパっていて…


すると伏黒が、コイツがドアの匂い覚えてるから大丈夫って言って…



3人がテンション上がって〜



私と伏黒はそれを真顔で眺めていた


みたいな感じ



それからちょっと経って…今の話。



少年院に取り残された人を発見した。

…助けられなかったんだ。


悠仁と伏黒が今軽く揉めている


悠仁は遺体を持って帰りたい、
伏黒は置いていけって言っている。


…正直遺体を持ち運ぶのは無理だと思う。



…あるものが目についた

この人が着ている服についてあるネームプレート。


私はそれをとって悠仁に渡した。


A)これ、持ってて。…先に進もう。


悠仁)…あ、うん。

伏黒)…

光)…




光)あ、あの、野薔薇ちゃんが…



そう言ってパッと後ろを見ると野薔薇が呪霊に連れ去られそうになっているところ


伏黒)釘崎！


みんなで壁の方に走っていくが吸い込まれてしまった。


…


なんで、どうしてこんなに上手くいかないの
落ち着け、私。




伏黒)…ッ！！


伏黒がパッと横を見たから何かあったのかなと思い自分も横を向いた


光)嘘…


伏黒の玉犬がやられてた。

絶対呪霊の仕業だ


だんだん自分たちもパニックになっていく。



A)…なんで…っ

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