正反対な幼馴染

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瑞稀said

今は生徒会で会議をしてる。

今回のテーマは「文化祭の予算」について。



「今回はテスト明けから準備が始まる文化祭についてです。今回も各クラスと各部活動でお店や展示を予定しています。
予算はまだ確定ではありませんが、例年通りを予定しています。しかし、カットできるところは徹底的にカットしていく方向です。」

会計「去年は気前のいい会長の影響もあって、予定より予算を使いすぎたようです。先生方からもコストを抑えて欲しいと頼まれています。」



そう、会計が言ってるように去年の会長は気前がいいというか計画性がないというか…

文化祭で予算を使いすぎてしまい、先生方が苦しんでたのを覚えてる。



そんなこんなで会議は続いて二時間が経ったところで終了した。


猪狩「瑞稀先輩。ノートにまとめたので確認お願いします。」

「ああ。猪狩のノートはいつもわかりやすくて助かるよ。」

猪狩「いえ、中学時代に先輩に教えてもらったおかげですから。」



書記の猪狩は中学時代からの後輩で、中学でも一緒に生徒会をしていた。

高校も俺と同じとこに入ってきたから俺が生徒会に勧誘したんだ。



「今日の議題のこと振り返りたいからノート借りていいか？」

猪狩「はい。俺のはそのための仕事ですから。」

「ありがとう。」



？「ガリさ〜ん！終わった？お疲れさま。」

猪狩「作間？待ってたの？」

作間「もちろん！」

「作間はいつも猪狩のこと待ってくれてるんだな。」

作間「井上先輩もお疲れ様です！俺は蒼弥のこと大好きですからね。」

「はいはい。二人とも気をつけて帰れよ。」

猪狩「はい。先輩もお気をつけて。」

「おう。」



猪狩と作間は高校に入って間も無くから付き合い出したらしい。

2人とも幸せそうでホントに羨ましいよ。


俺もはしもっちゃん拾ってさっさと帰らなくちゃ。

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