２ ページ2
井上said
俺には昔から片思いをしてる相手がいる。
家が隣同士で小さい頃からずっと一緒のいわゆる幼馴染ってやつ。
よく漫画でありがちなパターンだけど、１つ違うことといえば俺もあいつも男だってこと。
俺は同性の幼馴染に恋をしてしまった。
今も俺とあいつは同じ高校に通ってて、登下校は一緒だし、クラスも一緒。
でも、あいつはモテモテだから昼休みは女子に連れて行かれることも多々。
なんであんな女たらしみたいなやつに恋しちゃったんだろう…。
？「みずっくん！みずっくんってば！！」
「うわっ！！なんだよ！！」
優斗「なんだよじゃないよ。話しかけても反応しないから心配したじゃんか。」
そうそう、今は友達の優斗とご飯を食べてるとこだった。
優斗「また橋本くんのこと考えてたの？」
「そんなんじゃないし…。」
優斗は1年の時からの友達で俺がはしもっちゃんを好きなことを知ってる。
だから少し相談することもある。
優斗「そんなに悩むなら告白しちゃえばいいのに。」
「そんなことして気まずくなるならこのままの方がいい。」
優斗「橋本くんも瑞稀くんのこと好きだと思うんだけどな…。」
「そんなことあるわけないでしょ？あの女ったらしが。」
優斗「でも、女の子より瑞稀くん優先に見えるけどな。」
「嘘だ。そんなことあるわけないでしょ？」
優斗「はいはい。」
優斗ははしもっちゃんも俺のこと好きとか言ってるけど、そんなことあるわけがない。
現に今も中庭で女子に囲まれて笑顔振りまいてるのが証拠。
ピコ(LINE)
「……。」
優斗「どしたの？」
「はしもっちゃんから…。」
優斗「なんだって？」
「今日は部活ないけど、生徒会終わるまで待ってるって。」
優斗「だからみずっくんのこと好きなんだって！」
「そんなわけないでしょ。家が隣だから一緒に帰るだけだよ。」
優斗「それだけで生徒会終わるまで待つか？普通。」
「あいつはバカだから。」
あいつはバカだからいつも「瑞稀が1人でいたら危ないでしょ。」とか言って部活がなくても俺のことを待ってる。
俺も男なんだから大丈夫なのに。
きっとそれも昔からの癖なんだろうけど…。
はしもっちゃんが優斗の言うように本当に俺のこと好きになればいいのに…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 244人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みこ - こちら読んでいただけたら嬉しいです。https://note.com/houkouonchi/n/nb6f6503a141a (2020年4月19日 9時) (
レス) id: e91e80486d (このIDを非表示/違反報告)
lemon(プロフ) - あいずきさん» ありがとうございます (2020年2月12日 21時) (レス) id: 5a5ae08950 (このIDを非表示/違反報告)
あいずき - 初コメント失礼します!とても面白い作品で気に入りました!続き頑張ってください! (2019年6月5日 20時) (レス) id: 4ca41edc54 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - あおそう＊さん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです。 (2019年4月2日 0時) (レス) id: 52483f105f (このIDを非表示/違反報告)
あおそう＊ - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいてます！とってもおもしろいです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！* (2019年4月1日 22時) (レス) id: d0a941ade0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：lemon | 作成日時：2019年3月24日 17時
