＊センチメンタル ページ38
グルッペンの大嘘つきぃ！！！
「Aさんはどちらの御出身ですの？」
「此方のワインは如何？私の国の名産ですのよ。」
「綺麗な白髪…生まれつきと先程仰られましたが、本当にお綺麗ですわ…」
A「あ…はは…っ」
さっきからずっとこんな調子だ。煌びやかに着飾ったニンゲン、主に女の人たちに囲まれ、俺は質問責めにあい、酒を勧められている。何が何もしなくていいだよ！！こんなこと聞いてないぞ！と、グルッペンに対する怒りと俺の内に根付いてしまっている破壊衝動に板挟みにされ、今すぐにでも発狂しそうだった。あ、これがSAN値削れるってやつ？
なんとか最低限の会話をしながら愛想笑いを浮かべるも、もう限界。これ以上続くと吐きそう。
と、その時、会場の中心からワッと歓声が上がった。気になった俺や周りのニンゲンはそちらのほうを見やる。沢山の人々の視線が注がれた先には、グルッペンと彼にエスコートされるブロンドの髪がとても綺麗な女の人が踊っていた。ワルツ、っていうのかな。とにかく、まるで絵画のようだった。彼の紅い瞳は共に踊る彼女に注がれ、白金色は楽しげに揺れている。会場の誰もがその光景に釘付けのようだった。
俺は一人、その場から隠れるように、夜の色が差し込むテラスへとそっと足を運んだ。
＊＊＊
ああ、風が心地いい。少し冷たい外の空気が頬を撫でると、様々な緊張で吐きそうになっていたのがスゥッと楽になる。街を見下ろせば街灯や家々の明かりがとても綺麗だった。そのまま手摺に寄りかかって目を閉じる。
…なんか、死にたいなぁ。
漠然とそう思った。
トン「…そんなとこで何しとるん、A。」
後ろから声が掛かる。俺は目を開けて声の主を確認し、緩慢な動作で振り返ると、なるべく自然になるように微笑んだ。
A「別に？なんでもねぇよ。」
トン「ほーん。でも顔引きつってますよ？」
ギクリ。
ほんま作り笑顔は下手やなぁwそう言ってトントンは俺の隣の手摺に寄りかかった。
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闇音 - UPZはエーミール教授が働いて？いる大学の名前ですよ。エーミール教授が教えているのはパk学です。 (2017年7月27日 23時) (
レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
闇音やみぃ(プロフ) - *衣装の夢主さんの会話カッコ名前変換されてません。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: efba8b3959 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 妖怪波姫さん» わわ、本当ですね…すみません直します！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 気ままな猫丸さん» すみません直させていただきました！ありがとうございます！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪波姫(プロフ) - UPZ大学のZが、Gになっていると思います とても面白いです 更新応援してますd(^_^o) (2017年4月29日 8時) (レス) id: e7428f1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ x他1人 | 作成日時：2017年3月18日 18時
