＊書類整理 ページ17
アカ軍の中でも特に外交が得意と言われる“三強”の三人が机を囲むようにして座り、山のように積まれた書類をかなりのスピードで処理していく様はやはり流石と言わざるを得ない。しかしその目の下には青く隈が出来ており、トントンに至っては今日が四徹目だとか。
最近やって来た白髪の彼も、最初こそは「うわ、めんどくさ」という顔をよくしていたが2日目以降は邪魔にならないように傍らで書類を纏めつつ、くるくるとよく動くその手元を一心に見つめていた。時々首を傾げてはわからないことを小声で尋ねてくる様子から察するに、面倒くさいは面倒くさいが早く仕事を覚えて役に立ちたいのだろう。
僕？僕は今下手にガバッたらみんなの仕事増やすだけなので大人しくAくん専属Wik○やってますぅ〜。
＊＊＊
朝日も高く登る頃、グルッペンが最後の一枚に目を通しサインを書き込んだ。
グル「…お、」
グル/トン/オス「「終わったぁ〜〜〜…！！」」
安心と疲労を滲ませた歓声が執務室に響く。トントンは眼鏡を外し指で眉間を抑え、オスマンとグルッペンはそのまま机に突っ伏した。
A「三人ともお疲れ様でした！もうお昼だけどみんなどうする？」
トン「あ"ー…、俺は自室で寝るわ……起きたらまた食べる…」
そう言ってソファから立ち上がる彼の足元は覚束ない。
グル「うぅ…甘いものが食べたい…」
オス「右に同じ…」
机に突っ伏したまま唸るグルッペンにオスマンが同意する。
鬱「じゃあ何かしら作ってくるわ。二人はまぁゆっくりしといて。あ、Aくんは甘いもん平気？」
A「えっ！？俺は……あの、えっと…いいの？」
立ち上がりざまにAにもそう声をかけると、まさか自分も食べられると思ってなかったのかアタフタとした後不安げに確認してきた。こんなことまで気を遣わなくても良いのに。と言ってやると、彼は困ったように眉を下げ視線を彷徨わせる。
鬱「じゃあお手伝いしてよ。それならええやろ？」
俺がそう言って、やっとホッとしたような顔で笑い、頷いた。キッチン兼食堂に向かう途中、実は甘味を食べるのは生まれて初めてだと嬉しそうにしているのを見て、Aのこれまでの人生はどんなものだったのかと一人でに想像し、少し暗い気持ちになる。
A「大先生…？どうかした？」
柔らかそうな白い髪が揺れ、空と桜の溶けた瞳が此方を覗く。
鬱「いや？なんでもないで」
…まぁ、その分はきっとこれから取り返せられるだろう。
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闇音 - UPZはエーミール教授が働いて？いる大学の名前ですよ。エーミール教授が教えているのはパk学です。 (2017年7月27日 23時) (
レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
闇音やみぃ(プロフ) - *衣装の夢主さんの会話カッコ名前変換されてません。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: efba8b3959 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 妖怪波姫さん» わわ、本当ですね…すみません直します！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 気ままな猫丸さん» すみません直させていただきました！ありがとうございます！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪波姫(プロフ) - UPZ大学のZが、Gになっていると思います とても面白いです 更新応援してますd(^_^o) (2017年4月29日 8時) (レス) id: e7428f1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ x他1人 | 作成日時：2017年3月18日 18時
