＊帰還 ページ33
トン「…で、気が付いたら廃病院も何もない空き地に三人で倒れてたと。」
そう言って眼の前の赤いマフラーを巻いた彼は眉間にシワを寄せながらこめかみを揉んだ。
A「そうそう。結構怖かったよ。」
ひと「二度とゴメンだ…」
ゾム「まさかAがあんなんにも耐性あるなんて思わんかったわー」
にわかに信じ難い話だが、この三人が揃って同じ夢を見ていたというのもさすがに無理がある。一体何と言って政府の方に通そうかとトントンは重い溜息をつき、隣でしきりに首を傾げている我らが総統を見遣った。
グル「おっかしいなー…確かに病院は今の今まで存在しとった筈や…でも確かめたら『そんな病院は登録されてません』て…そんな訳ないやろ……」
流石のグルッペンでも驚きを隠しきれないのかさっきからずっと紙面に向かってブツブツ呟いてる。
A「…ねぇ、タマシイって何？」
そこに藪から棒にAが声を発した。
トン「ん？何で魂？というか意外やな…Aは結構物知りだと思っとたんけどなぁ」
A「タマシイってのが出てくる本は読んだことないよ。」
白い頭をふわふわとさせ、首を振って言う。
オス「それはねー、生きている人間の肉体に宿り心と精神を繋ぎ止める大事な物やで！」
なんて説明をしようかと考える暇もなく、横からオスマンが突然割って入り俺の代わりに解説をしてくれた。ああ、宗教っぽいの詳しいですもんねオスマン先生。
A「え、それが無くなっちゃうとどうなるの？」
オス「死にますねぇ」
即答！
しかしその一言を聞いたAの顔が一瞬陰ったように見えた。
A「そっか、ありがと。」
だがすぐにAはヘラリと笑ってそう答える。…俺の杞憂だったのだろうか。
まあ、なんにせよ三人とも無事に帰ってこれて良かったと、トントンは片手で眼鏡を押し上げ、軽く笑った。
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闇音 - UPZはエーミール教授が働いて？いる大学の名前ですよ。エーミール教授が教えているのはパk学です。 (2017年7月27日 23時) (
レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
闇音やみぃ(プロフ) - *衣装の夢主さんの会話カッコ名前変換されてません。 (2017年5月28日 17時) (レス) id: efba8b3959 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 妖怪波姫さん» わわ、本当ですね…すみません直します！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 気ままな猫丸さん» すみません直させていただきました！ありがとうございます！！ (2017年4月29日 19時) (レス) id: f3b38bb195 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪波姫(プロフ) - UPZ大学のZが、Gになっていると思います とても面白いです 更新応援してますd(^_^o) (2017年4月29日 8時) (レス) id: e7428f1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ x他1人 | 作成日時：2017年3月18日 18時
