幼なじみ【タルタリヤ】

6話 ページ7

「なぁなぁ旅人！

何奢って貰おうか！」

「気楽でいいねパイモンは」

さっきの女の人

恐らく見た目通りのか弱い人ではないだろう

腰に着けていた短剣しかり、風の神の目もつけていたし

何より正面を見て彼女と話した時

値踏みをされてるような嫌な感じだった

ほんの一瞬だったけど、、

戦いたくてうずうずしてる時のタルタリヤみたいに…

変な人じゃないといいけど……

「オイラな！あいつが払ってる時にカバンの中みちゃったんだけど……

カバンの中のモラ袋いっぱいだったぜ！」

パイモン……












「涼しい……」

璃月の服素晴らしい

気候にあった服を着たからか息もしやすい

厚着しなくても外に出れるしもう璃月住もうかな

というかアイツこんなに素晴らしいのに私には元気だよ一言かよ腹立つな

璃月土産の一つや二つ送ってきてもいいんじゃないのかな？テウセルが買ったお菓子しか食べてないんだけど

まさかだけど仲良いからそんぐらいでいいとかないよね？

仲良いからこそお土産よこせよ

バーカバーカ

なんて居ないやつの悪口はそこそこに

ちらりと時計を見るとそれなりにいい時間

日もくれそうだし夜ご飯でも奢ろうか

ふらりと用意された宿屋から外に出る

海風が涼しく肌にふきつける

騒がしい路地に出ると人目を引く容姿が

スラッと背の高いががっしりとした長髪の男

堂々とした歩き方だ、名のある人なんだろか

年季の入った感じでいいなこれ

ふらっと横を通り過ぎると

「あまり旅人に迷惑はかけるな」

ハッとなり振り返るも対象は遥か遠く

「牽制されちゃった」

港の視線もきっと彼だろう

旅人はダメだけど彼にちょっかいかけるのはいいんじゃない？ダメかな……

7話→←5話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す