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５話 ページ5
人に花が…現実じゃありえねぇ話しだなぁ
家来らは神秘的だの罪人には勿体無いだと…
それならお主らが行けよと思ったのは
我以外にもいるだろう
「本来死刑である諸君らに無罪は愚か浄土に渡る…」
我らに将軍の変わりに危険な場所に行き
ありがたく死ねっと言うことか….
そろそろ武器を返して欲しいなぁ…
我の担当の執行人は佐切と言っていたか…
『佐切殿…我のパイプタバコを返してくれぬか？』
佐「……それは…ちょっと…」
「一つ言い忘れていた！」
佐切殿と話している内に
１人の男の首が切り落とされていた。
汚いなぁ…もっと綺麗にやれないのか？
どうやら山田浅ェ門が罪人の同行者になるそうだ。
「即ち…島で勝手な身動きを見せれば———-」
我の監視役は佐切殿か…画眉丸と同じか…
目を将軍の方へやると家来の１人に耳打ちをしていた。
「上陸する前に人数を絞って欲しい」
人数制限か…分けて島に移動か…それとも…
？「勘が悪ぃな…..」
男の声がしその方向に振り向くと傷だらけの男が
素手で死罪人の首を絞めている。
殺しをしても家来らは動かねぇ…
我らに”蠱毒”をやれと…めんどいなぁ…
「そう取られても仕方あるまい…
ここで死ぬのであればどーせ使えぬ人材だし…」
何かを悟ったのか罪人達は一斉に殺し合いを始めた。
我は瞬時に画眉丸に襟首を引かれ後ろに下がる。
手縄じゃまともに戦えぬだろうに…
弱い者はすぐに死んで行くなぁ…
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作者名：名無し49637号 | 作成日時：2024年3月11日 22時
