死罪人の”毒蛇の蛇” 【地獄楽】 (ページ15)

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１５話ページ15

佐「ちょっと待って下さい…！何故浅ェ門が2人も？」

？「山田浅ェ門源嗣…本来は”ころび伴天連”
　茂龍牧取に付いていた———-」

画「『(ふーん色仕掛けか)』」

源嗣殿の説明を聞き終わった頃
もう1人の眼鏡をした男….本来の執行人が

？「僕が本来の山田浅ェ門仙汰と言いまして…」

杠「私らも此処に来るまでにさ訳分からない———-」

虫…あぁ…人間の顔した虫か…
石像に化け物…我々が知らぬ情報…

画「ワシを期待外れと申したのはそっちだろ」

杠「えー覚えてない〜」

そう言って画眉丸に抱きつき地面に伏せさせられる杠。
すると画眉丸の足を掛け転ばせ首に足を掛け

画眉丸と小さな声で何かを交渉している。

杠「お願いガビ…か弱い女子を助けて？」

画「お主と組んで何の特がある？」

杠「そっちは戦力こっちは情報を出すわ
　あんたらは警戒してるのは化け物でも————」

あの人面蝶…話しを聞くに厄介だな…
鱗粉には幻覚作用と毒か…ムカデは無害か…

我には毒は効かぬから無害だな。

杠「ほら、こっちが知ってる情報は全て話すし」

そう言って嘘の物語を始めた杠をよそに
我は木の上に登り会話を聞いていた。

すると話が終わったのか杠が画眉丸にまた
抱きつき伏せさせられていた。

仙「それじゃ情報を…」

杠「ダメダメもう手は組んだんだから教えなくて良の」

そう言って教え様としない杠に文句を飛ばす画眉丸。
ふと視界の隅に息が少し荒い佐切がいた。

そして先切はその場に倒れてしまった。

　『おっと….佐切殿…大丈夫か？』

倒れた佐切殿の頭を地面に当たらぬ様に
片手で横抱きにし持ち上げる。

仙「ふむ…人面蝶の鱗粉に当てられいる様です」

　『それなら何処か安全な所へ移動しないか？』

杠「そうね…化け物がまた集まって来るかもだし…」

そう言って安全な場所に移動する事になり
佐切殿を源嗣殿に持って貰いその場を離れた。