１３話 ページ13
何だ物音がする…結構な数だな…一体何が…
木々の間から百足の様な虫が這い出て来る。
『これまた…面倒事が増えたなぁ…』
突如として現れた異様の者…
頭が魚の様で腕が六本その手には数珠が….確信した…
画「『(この島自体が危険だ)」
画眉丸は戦闘態勢に入り…我は佐切殿前に立ち大鎌を構える
足元には百足の様な生き物…良く見れば人の顔が…
魚の様な化け物は数珠を引き千切り…画眉丸に殴り掛かる。
それを難なく躱わしたが足を掴まれ叩き付けられる。
佐「画眉丸っ！」
すぐに立ち上がるが此方を見て戸惑う。
瞬時に魚の尾に巻かれ木々に打ち付けられた。
『っ….これはちょっとやばいなぁ…』
佐切殿と共に画眉丸の側に行き腕を掴み担ごうとすると
背後の森からまた沢山の異様な者達が表れた。
『画眉丸…佐切殿…ちょっと下がって貰える？』
画「アレを使う気か？」
『そうだよ…巻き込んじゃ悪いからねぇ…』
画眉丸と佐切殿の前に立ち大鎌を地面に置き
戦闘態勢になり腕を構える。
『忍術….”糸絞殺”！』
忍術を使うのは久々だなぁ…グシャグジャッッ！
汚い…流石に首を斬り落としたりすれば死ぬか…
全部の異様の者を殺せたか…大鎌を持って移動を…
？「すご〜い…これ全部一人で殺ったの？」
聞き覚えのある声だな…あやつは…
杠「私 杠！あんたと同業…忍だよっ！超お仲間だね」
あ、”毒蛇の蛇”も居たんだぁ…っと呑気に手を振る。
画「で？何のつもりだ？」
杠「そんなにピリつかないでよ…化け物も居なくなったし… ガビ君とオロ君超頼れそうじゃん」
そう言うと杠はゆっくり此方に歩いて来て
我の両頬に手を当てた…まさか
杠「私と組まない？こんな危険な島だなんて…もう怖くて…
何でも言う事を聞くから私を守っ……」
途端に画眉丸が杠の腕を引っ張り地面に伏せさせる。
色仕掛けをしようとした様だ…我には通用しないのに。
杠「そーでしょーとも！ちょっとやってみただけ！」
やらないよりやって後悔するのが人生でしょ？
っと問いかけられ訳も分からず２人してきょとんとする。
杠「でも共闘の誘いは本気だよ
３人で居るより６人の方が安全だもん」
場合によるがなぁ…っと思ったが
取り敢えず戦力は増えたなぁ…
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作者名：名無し49637号 | 作成日時：2024年3月11日 22時
