彼は”元”天才ストライカー【ブルーロック】 (ページ36)

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３６_ そろそろページ36

とうとう明日から二次選考が始まる。

絵「明日から二次選考が始まるが
　お前に配慮して来たことは出来なくなる」

絵心さんは僕とした契約は２つあった。
①僕の名前を許可無く使わない
②世界で活躍する選手には会わせない

この契約を絵心さん達は守ってくれていた。
だがそれも明日から守れなくなると言う事だった。

絵「世界で活躍する選手達との対面は不可避になるぞ」

　『あぁ…..分かっているよ….①はまだ守るよね？』

絵「あぁそれに関してはお前の自由だ」

サッカー界を消えてからは
テレビやニュースで名前を聞いたりするだけだった。

サッカー界から突如消えた
僕がこんなとこに居ると知られれば事件だ。

絵「ま、大丈夫でしょ変装もして髪の色も黒にしてるし」

　『朝早くから起きてスプレーで変えてるので
　髪の毛を洗えばすぐに落ちますよ』

絵「濡れなければ良いだけだろ？」

　『そうだけど……大変なんだよ？
　頭のてっぺんから毛先までスプレーで染めるの』

絵「あとはバレるとしたら”それ”か」

　『蛇のタトゥーは服装を工夫して隠してるよ』

そう言って絵心さんと今後のことを話し
仕事を終わらせれば何時間も過ぎていた。

　『ふわぁ……そろそろ僕は部屋に戻るよ』

絵「あぁ明日からは二次選考が始まる」

　『分かってるよ……..絵心さん…..
　でも余り”アイツら”には会わせないでよ？』

絵心さんにそう言って
モニタールームを出て部屋に向かった。