２５_ 仕事疲れ �� ページ25
千「右膝前十字靱帯断裂…..１年前俺はケガをした…..」
『(やっぱり….千切君と僕は似ている……)』
————————
“ルシファ選手！！またゴールを決めたーーー！！”
“フランスを初のＷ杯優勝に導いたーーー！！”
あぁ…..フラッシュバックする…..
まだ僕が…..”戦場の死神”だった時の記憶が….
『夢を信じて進んで来た….なのに….突然….
目の前が真っ暗になった….全部潰された…..』
潔「Aさん？一体どうしたんですか….？」
千「……….っ！(泣いてる…..？)」
『狂気と興奮が錆びついて行く……
不安と動揺で何も出来なくなった….眺める事しか….』
そう言って僕は義足を外した。
潔「え、あ、足…..足が取れた……」
千「っ！(何で……そのこと…..)」
『僕も昔さ….サッカーしてたんだ….
でも事故に遭って…..怖いんだ…..するのが…..』
潔「……(Aさんとした時….つらい顔してた….)」
千「Aさんも……俺と同じだったんだな…..」
『それは違うよ……千切君….僕は義足でも出来るんだ…..
怖いんだよ….僕は….過去から逃げてるんだよ…..』
そう言って涙を拭い義足を付け
もう一度千切君達に向き合って言った。
『千切君はサッカーと向き合う覚悟が千切君の中に
存在しているから”青い監獄”に来たんじゃない？』
潔「Aさんの過去って……」
『それは秘密だよ….潔君….またね….』
そう言ってチームZのモニタールームを後にした。
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作者名：名無し49637号 | 作成日時：2024年3月3日 21時
