１１- 士道 龍聖君 ページ11
他の部屋の手当が終わり
最後の部屋に行くと…
『遅れて…うわぁ….全員怪我してるじゃん…
ファウルでもこんな怪我しないでしょ…』
「こ、これは….」
そう言って説明をしようとする彼と僕の
後ろに大きな影が現れ彼は怯え出した。
士「禁止行為はやって無いんだから良いだろ？
そいつら”爆破”させてくれねぇから悪いんだよ」
『これやったのは君か….士道 龍聖君……』
怪我の手当を辞め立ち上がり
士道君の前髪を掴み強制的に顔を上げさせた。
『はぁ….マネージャーの人数は少ないから
余り怪我人を出さないでくれる？』
そう言って少し圧を掛けた。
それを見た怪我させられた者達は息を飲んだ。
そして周りの者達が離れてくなか
士道君は僕に心底嬉しそうに微笑んだ。
士「あはぁ気に入った！LINE交換しよ！」
『荷物や携帯は没収されてるでしょ？
ま、生き残れたら良いよ』
士「言ったな？約束だからな！」
『はいはい…分かったから…っ！』
そう言って士道君は僕に乗り掛かって来た
急な事で耐え切れず倒れそうになってしまった。
士「おっと危ねぇな…」
『ちょっと….下ろしてくれる？』
士道君は片手で僕を持ち上げた。
士「助けてやったのに下ろしてくれかよ…
というかお前軽すぎじゃね？」
そう言いながらゆっくり地面に下ろしてくれた。
そして怪我人の手当てを背中に士道君を
付けながら手当てを終わらせた。
『はい…出来たよ….次は気をつけてね』
士「え〜もう帰んのかよ…」
『仕事が終わったから帰るよ…じゃまたね』
そう言って今日の仕事は終わった。
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作者名：名無し49637号 | 作成日時：2024年3月3日 21時
