選択肢?んなもん一択…とは断言できねぇ ページ3
「どうしよ」
とりあえず人混みに逆らって待ち合わせをしていた友人と合流はしたが、こいつらは渋谷から出られない。
友人の友人はまだ飲み足りないらしくめっちゃ缶ビール開けてる。ちゃんとゴミ持って帰れよ。
「Aぇ〜?どしたーんそんな湿気た顔してぇ〜楽しもぉ〜!はっぴぃハロウィン〜」
「黙っとけ酔っ払い」
リュックに入れていたペットボトルの水を投げつけてやりたい。手渡すけども。
絡んでくる二人がウザくて仕方ない。
この酔っ払いが…。
現時刻は、19時15分。
ここは帳の端っこに近い。あと1時間もすればちりじりに逃げてきた一般人でいっぱいになるはずだ。
まず、俺には選択肢がある。
一、このまま全員を置いて一人逃げる。
二、できる限り一般人をこれから降りる4重帳の1番外側まで誘導する。
そうして
三、
「……五条悟の封印を防ぐ。」
これが一番、俺の理想。
虎杖は宿儺として大量殺人しないし、七海は死なないし、野薔薇も、伏黒も。
そもそも死滅回遊が起きない。ある程度の犠牲はあるだろうが
いやあの、メカ丸お別れ言えないけど。
それは、ほんとにごめん。
「……迷ってる時間は、まだあるけど」
俺の心は、もう決まってる。
呪力はある。使い方?んなもんフィーリングだ。これでも一応剣道有段者。なんとかなるなる。
「何とかなると思わないとやってられるか」
土壇場だ。目標は渋谷駅。
「おいちょっと?!」
お前らは酔っ払ってこの時のことを全て忘れた方がいいと思うぞ!!!
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美奈(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしてます^ ^ (3月30日 12時) (レス) @page6 id: 654a1bab90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オサム | 作成日時:2024年3月25日 23時