再度転生した俺は今度こそ最後まで人生を謳歌する【僕のヒーローアカデミア】 (ページ7)

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また始まるⅠ ページ7

『……またここか？』

死んだ自分は転生前の殺風景の部屋にいた。
部屋と言うよりは空間に近いが……。
死ぬ前に着ていたコスチューム。
腹に穴が空いているが。

『あ、傷塞がってる。』

貫通した怪我は痕はあるものの塞がっていた。
目の下にも…ある。
これはいい。後輩を守った証だ。

さぁて……神様に文句を言わなければ。
なんであいつが死にかけたんだ？
というより殺そうとされたのか。
原作だとあの時期にあんな大規模な事件なかったぞ。

神「それはね、君がいたからだよ。」

白い髪に豪華な和服。
神々しい雰囲気を出す目の前の男性は世界で言う【神様】。俺を転生させた張本神。
俺が死んだ理由を作ったのもこの神のせい。
あやとりで人の人生を狂わせやがってこの馬鹿。

『きたか。で？俺がいたからって？』

神「”君”という転生者が居ることによって物語が歪んで”特異点”が生まれた。
一種のバタフライ・エフェクトってやつさ。
こんなこと滅多になくてね。予想だにしなかったんだ。済まないね。」

『まぁ結局選択したのは俺だし後悔もしていないが……。ちなみにあの後全員助かったか？』

まだ被害にあっていた人が3分の1は残っていたはずだ。

神「うん。君の処置のおかげで。残りはオールマイトと他のヒーローが。
それで随分と仕事が減ったよ。特異点の事件は人が大量に死ぬから。」

『助かったなら良かった。』

神「うむ！それで……君にまたまたチャンスをあげようじゃないか！彼らの未来、見に行きたいんだろう？！」

『！』

勿論だ。
……そういえばもう【好きなキャラクター】ではなくて【一人の人間】という認識になってたな。

………………あ、そうだ。

『1つ頼みがあるんだが……物語の記憶だけを消してくれないか？嗚呼、転生してきたこととかは覚えてるってことだ。もう、”ヒロアカ”としてじゃなく”俺”の人生としていきたいからさ。』

神「勿論だよ！んじゃあついでだし能力追加しとくね〜！
あとは傷跡残しとくよ！頑張って〜」

ん？？？？
ノウリョクツイカ？？？

『は？！ちょっと待てこれ以上はいら──』

言い終わる前に俺の意識は暗闇へと落ちていき、俺はまたヒロアカの世界に転生した。