再度転生した俺は今度こそ最後まで人生を謳歌する【僕のヒーローアカデミア】 (ページ11)

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また始まるⅡ ページ11

ったく……雑な奴だよ神様も。
有難いがな……。

目覚めたと同時に記憶も入ってきた。
前は3歳半だったか？
今回は4歳か。この差はなんだと言いたい。

というか…楽しみだな。
教え子の様子を見に行ける。

しかも教えられる立場として。

記憶はと……うん。
物語に関わる部分だけ消えてる。
お、オールマイトの怪我事件は覚えてる。
一様必要なシーンだからか。
あとは…キャラクターの名前と顔？

それ以外は、ほぼ前世の記憶のみだな。
…ある程度は前前世も覚えてるが。

？「ほら起きてA。」

母親の声。記憶の整理はもう着いたし、起きるか。
『……ぉはよう！ママ！』

今日は幼稚園に転園する日。
先々週に引っ越してきたため、初めての登園となる。

…………ごめんよ言わせてもらうわ
拷問だろうこれ！！！！！

なぁ俺の精神年齢何歳だと思う？！
50歳なんて遠の昔に越してるんだよ！！

HAHAHA……はぁ……俺、誰に話してんだろ。

母「今日は新しい幼稚園ね！
楽しみにしてたでしょ？」

『うん！僕すっごい楽しみ！』

はいごめんなさい俺行きたくない。
50過ぎたおっさんだぞ？行きたいと思うかよ……。

そんな想いも虚しく、結局俺は幼稚園に連れていかれる。

ポーカーフェイスだポーカーフェイス。
心は真顔で顔は笑顔だ。

幼稚園の組の教室？に連れていかれた。
全員の視線が俺と隣の先生に集まる。

園先「今日からお友達になった、時緑 A君です！みんな仲良くしてね！」

えーっと軽く子供らしく言えばいいよな？

『時緑 Aといいます。みんなとなかよくしたいです！よろしくおねがいします！』

はぁああああぁぁぁもう嫌だよ俺。
ぱちぱちと音が鳴る。まぁある程度コミュニケーションは取らないと将来に意外と影響が出るし、仲良くはするさ。

…はぁ。こんなことならせめて小学生くらいに記憶が出てきて欲しかったよ……。

小さなため息は、ザワザワとする教室の中に消えていった。