結婚しよっか ページ41
＿Side 蘭
『ただいま〜』
蘭「あ？帰んの早くね？」
東卍時代の仲間の結婚式って言うから
てっきり朝帰りコースだと思ったけど？
『さすがの私も体力の限界だもん…
今日の為に相当仕事詰めたし』
確かに最近はいつもに増して忙しそうだった。
ま、俺もAの下で働いてっから
必然的にバカみてぇに忙しかったけどな…
『皆幸せそうだったなー』
蘭「蘭ちゃんはお仕事でクタクタ〜」
『彼女に癒してもらいなよ』
蘭「はぁ？！彼女？！」
…俺が何年間いい子に片想いしてると思ってんの？
竜胆すら根を上げたっつーのに
こんなにも一途にAちゃん待ってる俺！！
そろそろ気づけ？
『経理の子が「蘭さんかっこいぃ〜♡」って
目の玉ハートにしてたよ』
蘭「興味ねぇわ」
そこら辺の女に行けるなら行きてぇよ？
だってAちゃん恋愛に興味ないもんな！！
でも、俺の体はAしか受付ねぇんだよ
いい加減責任取れやクソアマ！！
『髪…短いのやっぱり見慣れない』
蘭「切ったの何年前だと思ってんの？
20超えたらさすがに三つ編みは…」
『可愛かったのになぁ〜』
蘭「……うっせ」
タチわっる〜
なんで俺が三つ編みしてたか気づいてんだろ…
今更それ言う？
『ユーちゃんだったっけ？』
蘭「覚えてねぇよ」
ガキん時から可愛い男が好きだと言っていたA
ある日、保育所でAのクラスの女が
三つ編みをしてきたのを見て
Aは可愛いと褒めちぎった。
それからだ…何年もかけて髪伸ばして…
竜胆に毎朝三つ編みさせてよぉ…
今考えれば、俺ってただのバカじゃね？
だって、Aに褒められてたの女だし
俺が三つ編みしたところで可愛いではねぇよ。
でも、そんくらい必死だったってことだろ。
片想い歴20年越えナメんな！！
『可愛くて放っとけない蘭ちゃん』
蘭「何だよ…」
『ねぇ、蘭』
結婚しよっか
蘭「…………は？……誰と誰が？」
『私と蘭』
蘭「俺たち付き合ってた？」
『全くそんな関係ではない』
待って…誰か俺に息の仕方教えろ…
＊
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響 - 茜雫さんの作品が好きすぎて見つけては一気読みを繰り返しまくってます！！笑 全てが神小説です…！好きすぎます〜！ (2022年7月17日 22時) (
レス) id: 7a8a43bff9 (このIDを非表示/違反報告)
かなぴ - 作者さんも作品も面白いなんて吐きそう。(感動の) (2022年6月28日 17時) (レス) @page50 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - みみみさん» そんなそんな！嬉しすぎて私が泣きそうです…。読んでくださりありがとうございます😊 (2022年4月7日 4時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - コメント失礼します このお話見つけたときこの夢主ちゃんかっけえって読み進めていったら夢主ちゃんの芯の通った考え方に感動して最後のとこからなみだ止まりませんでした 本当に最高な作品ありがとうございます (2022年4月4日 0時) (レス) @page49 id: 3be4083919 (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - かわうそさん» 嬉しいお言葉…泣きます。（笑）この夢主ちゃんは本当に書いてて楽しかったです😂 (2022年4月2日 21時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜雫
| 作成日時：2022年1月23日 1時
