＊ ページ14
＿Side A
『ねー子鹿ちゃん』
「こっ、子鹿？！」
このプルプル震えてる感じ…見覚えある。
『名前なんてゆーの？』
「へ…？わたっ、私ですか？！」
『そう、君』
「みっ、
『あぁー、ミツキちゃんね』
びっくりするくらいあの時と変わってなかった。
私よりちっちゃくて、臆病なクセに
震えながらでも歯向かおうとする感じ…
この危なっかしいさと震える体に見覚えがある。
『いーよ。出てあげる』
叶「お嬢？！？！」
凛「…出るん…ですか？」
『ミツキちゃんのお願いだから聞いてあげる〜
ついでにアカメもムカつくしね』
ミ「いいんですか？！あっ、ありがとうございます！」
想像通りの彼女の姿に安心した。
超真面目ちゃん(笑)
走って教室に戻る彼女に自然と口角が上がった。
叶「知り合いなんすか？…クラス違うのに」
『クラス超えた交流だって普通にあるっしょ』
思ったより近くに居たんだ…
凛「にしても…お嬢より小さい子久々に見ました」
『凛ちゃん？急に辛辣すぎない？』
凛「すみません…」
叶「でもさ、お嬢はいつもヒールだし
ルーズソックスで隠してるけど
上履きだって指定じゃなくてヒールある靴だし
普段はチビ感あんまりないっすよね」
『ヒール…バラすなアホ』
叶「……さーせん…」
こちとら身長に関しては唯一越えれない壁なんだよ！！
デカいアンタに私の気持ちがわかってたまるか！！
『ねぇ…ミスコンって何すればいいの？
ランウェイを偉そうに歩いたらいいの？』
凛「今回は3年の宮原先輩の父親が来る関係で
ビジュアル採点と歌のお題らしいですよ」
『は…？』
叶「誰、宮原って」
凛「知らないの？父親が大手レコード会社の社長で
今までは忙しくて文化祭なんて来てなかったみたい
でも、今年は最後の文化祭だからって
顔出すみたいで、歌手希望のアカメが
お題は歌にしたいって暴れたとか…」
『……………だっるー…』
絶対に奴らには文化祭のこと黙ってよ。
あの人達…やりすぎるところあるから…
"A"なんてデカデカと書かれた横断幕とか？
とにかくド派手な何かを持ち込んで来そうで怖い。
なんなら、私が優勝じゃなかったら乱闘とかありそう…
まぁー…
『やるからには勝つんですけどね』
記憶の少女
貸しは返すよ、ちっちゃなヒーロー
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茜雫(プロフ) - ひー(比古)さん» ありがとうございます！私も場地くん大好きです！！やっぱ生きてて欲しいっていう自分の欲に勝てませんでした（笑） (2021年12月11日 18時) (
レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - 血ハロ捏造OK！！むしろwelcome過ぎて嬉しい♥バジさん好きだし！ (2021年12月11日 14時) (レス) @page37 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - 月猫*+☆さん» なんとなく私の中で蘭ちゃんは意外と愛重めなイメージなんですよねー（笑）いや…願望かもしれないw更新頑張ります！ありがとうございます🥰 (2021年12月10日 23時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
月猫*+☆ - 蘭ちゃん許してあげて… みんなかわいいし夢主ちゃんがかっこよくて大好きです！更新頑張ってください！ (2021年12月10日 21時) (レス) id: e0c3854e29 (このIDを非表示/違反報告)
茜雫(プロフ) - きなこだいふくさん» ありがとうございます（笑）笑ってもらえたなら嬉しい！！本誌見て辛くなってたりしたのでギャグを余計に書きたくなりました…（笑） (2021年12月9日 18時) (レス) id: e54b147b7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜雫
| 作成日時：2021年12月8日 4時
