皇帝様が年下育成に目覚めたようです。 (ページ46)

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悪い女ページ46

＿Side 蘭

『蘭ちゃん！！抱いて！！』

突然家に乱入してきたかと思えば第一声がコレ。

とんだアバズレ女だな…マジで。

蘭「なんか嫌なことでもあったー？」

『ありありのあり！！』

蘭「なーんで何かあるといっつも俺なわけー？」

『嫌なら竜ちゃんと寝る」

蘭「誰も嫌つってねぇわ。
　両手広げてウェルカムしてんだろーが」

竜胆いつ帰ってくっかなー

多分、今日は帰り遅いだろ。

蘭「性悪女」

『蘭ちゃんは上手いからお願いしてるの！
　嫌な事とにかく忘れたいもん』

蘭「蘭ちゃん床上手〜」

あぁー、かわいっ

言ってる事はクソ以下な気はするが
俺にギュッてしがみついて言うとか
可愛すぎて蘭ちゃん目眩しそー。

蘭「傷心中のAちゃんには優しくしねぇとなー」

『ホント…心がズタボロ』

蘭「鋼の心が？」

『ガラス！！』

ガラスのハートとか言いてぇの？
そりゃさすがにねぇだろ…
核爆弾もびっくりなシェルターくらいには強靭じゃね？

『最愛の千冬が傷もぐれのボロボロにされたのに
　何にもしてあげれないとか…泣いちゃう…』

蘭「あ゛？」

『何で急に怒るのさー』

オイ、最愛のって何だよ！！

絶賛ベッドの上で半裸状態で
よくもまぁ他の男の名前出せたな！！
しかも、最愛の千冬？！殺してやろうか？そいつ。

蘭「優しくしてやろうと思ったけど気変わったわ」

『優しく丁寧にお願いしたいです』

蘭「イキ地獄な」

『アホ！！やめっ…、私ツアー中！！！』

散々遊び尽くしてきた俺でも
さすがにここまでの性悪女会ったことねぇぞ？

蘭「最愛の蘭ちゃんって言うなら
　多少は優しくしてやってもいいけどー？」

『今は、最愛の蘭ちゃん』

蘭「今はって何だよ！！
　あぁー、もう知らね〜」

気失ってもやめてやんねぇからな。

悪い女

それをわかっていても、デロッデロのドロッドロに
コイツに溺れて抜け出せねぇのは俺の方。

＊