皇帝様が年下育成に目覚めたようです。 (ページ26)

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＿Side A

『そっか、ウチの学校ってそこそこイイ学校だから
　やたらと登校日多いんだ』

蓮「ぜってぇ姉ちゃんサボると思った」

『だーってー単位ギリギリなんだもん。
　留年は嫌だし』

颯「留年って言えば、東卍の場地は
　中学留年したって話だよな」

『……中学生に留年ってあんの？』

義務教育だから普通ないでしょ…
どんだけ問題児だったの？

颯「そろそろ羽宮が出所する頃だろうし
　東卍…またなんか揉めそうだな」

『羽宮？』

颯「マイキーの兄貴殺して年少入った
　東卍創設メンバーの1人」

『あらー…結構修羅ってんだね東卍って』

お兄ちゃんが居たことも、亡くなってることも
全然知らなかった。

まぁ？お互い深く探り合うような
そんな関係ではないしね。

単純に可愛いから育てたい男の子の一人ってだけで。

翔「陸がもうスタジオ着いたって〜」

『蒼ちゃ〜ん、駐車場まだぁ〜？』

蒼「おんぶしましょうか？」

『恥ずかしいからやめとく…』

決して人通りが少ないわけじゃないから
さすがの私も恥ずかしいよ…

『そういえば、夏休み明けたら文化祭じゃん』

蓮「それがどーかした？」

『ってことは、りっくんの学校も
　文化祭あるよね？』

蒼「私達の1週間後って聞いてますよ」

『じゃあ、マイキーくんも居るんだよね？』

翔「サボってそーだけどー？」

『いや、気合い入れて乱入しよう』

蓮「何で？姉ちゃんのオキニは松野だろ？」

『千冬と文化祭デートってのもアリだなぁ♡』

なんだかんだ言いながらも一緒に回ってくれそうだし〜

『今度会ったら誘ってみよっと』

翔「どっちに？俺たちの文化祭？陸の文化祭？」

『どっちもー』

蓮「俺たちの方はやめとけよ…
　灰谷と鉢合わせたらヤベェだろ…」

『私を取り合って始まる喧嘩も有り』

颯「さっすがキチガイ」

蒼「どっちも殺りたい…」

さてと、楽しみが1つ増えたことですし
お仕事頑張りますかね〜

学生の本業が学業なら

私達の場合、副業ってやつが最高に忙しい…。

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