皇帝様が年下育成に目覚めたようです。 (ページ17)

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＿Side A

『ごめんねー、お姉さん予定入っちゃった』

千「どーせ男だろ」

『ふふっ…プンプンしてる千冬も可愛いね』

誰に呼び出されたかって？

安定の無視ったり予定すっぽかしたりすると
面倒な男ランキングNo.1のアイツだよ。

『千冬、そのうち抱いてって懇願する日が来るんだから
　精々そーやって頑張って争ってなよ〜』

千「懇願？！しねぇよ！！」

『ダイジョーブ、最高の時間をあげるからね♡』

千「なっ…！！」

こちとらお手入れ頑張ってんのに
何で、何もしてなさそうな千冬の唇は
こんなにプルンプルンなんだろ……歳の差？

千「おっ…お、俺の…ファ…ファファ…」

『あぁ、初めてだった？ごっめーん♡』

マ「んー！！」

『そーちょーさんはまた今度
　2人っきりのときにね？』

マ「………。」

『黒髪くんも今度は2人でお出かけしよーねー』

場「ペヤング買ってくれるなら着いて行ってやる」

『すっげー安い男なんだけど…』

あれ？今って電話から何分くらい経ったかな？

『やっば…もう10分経ってる…
　じゃあ、先に帰るから、これで足りる範囲で
　お食事するんだよー』

多分…1万あれば足りるよね？

中学生の胃袋事情はさすがに詳しく知らないけど…。

『遅れたら…うるさいよなぁ…』

蘭「遅れなくても怒ってっけど？」

『うわっ！！』

こっちまで出てくるって珍しいじゃん…びっくりした…

蘭「あんなキスじゃ物足りないくせに」

『…見てたの？』

蘭「蘭ちゃんやっぱ東卍きらーい」

これは…面倒な男に見られたな。

蘭「Aちゃんを1番満足させれんのは
　蘭ちゃんだけなのにねー」

『それはどうだろ？この前の竜ちゃんは
　雄竜胆で最高だったよ』

蘭「あ゛？」

『きゃーこわーい！』

蘭「チッ…」

怒ってるとこ悪いけど…

アンタ、やっぱり顔面最高だよ。

蘭「早く乗れよ」

『バイクなんて珍しいね。
　そんなに私が気になっちゃった？』

蘭「地下室にでも閉じ込めてやりてぇくらいには
　毎日気になってる蘭ちゃん健気〜」

『願望がまるで健気じゃない…』

蘭「とりあえず買い物付き合え」

『え……大人のコンビニ？』

蘭「何？オモチャほしーの？」

『別にいらないけど…蘭ちゃんと普通に買い物するとか
　全く想像できないんだけど…』

どーしちゃったんだろ？

おかしな蘭ちゃん

蘭「蘭ちゃんも必死ってだけ〜」

『かっわい〜じゃん♡』

＊