はい、私きっとチートキャラです。

お前が相手なら… ページ17

＿Side A



『ちーふゆっ！！花火見に行こ！！』

千「はい？」

『ヒナちゃんが言ってた、今日花火上がるって』



タケミチ君と見れたらなぁ…なんて
可愛い顔で言ってたんだよなー

あまりにもリア充すぎて、武道くんのこと
ぶん殴ってやろうかと思ったわ。




『というわけで、私も千冬とドキドキ花火大会デートを
　決行したいと思います！！』

千「……。」



どーせ断るんでしょ？
場地さんと行きたいっす！！…とか言って！！
かぁー！！もう！！けーちゃん恨むぞ？！



千「いいっすよ」

『……ほぇ？』

千「ただし………2人で…なら」

『……………………へ？』



何この世界遺産おフェイスマン…
不覚にも心臓がファラウェイしそうだったんだけど？



千「だってデートなんでしょ？(笑)」

『…はっ、…はわわわわわわわっ！！！！！！
　神様仏様！！千冬が…千冬がついに！デレた！！』



今日は、千冬がデレた記念日にしよう！
帰ったらカレンダーに赤丸つけとく！！







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『なんて浮かれてた数時間前の自分を呪いたい…』

マ「ん？なーにAちゃん？」

『千冬…マイキーが怖い…』

マ「ん？なーにAちゃん」

『ん？なーにAちゃんマシーンになった』

千「はぁー………やっぱこうなるよなぁ…」

『マイキーがAちゃんって呼ぶときは
　たいてい悪いこと考えてるとき』



千冬と夢のドキドキ花火大会デートを楽しんでたのに
突然背中に感じた体重…

それがマイキーだなんてすぐにわかった。

そこからずっと私のひっつき虫してんだよ？
このクソ暑い真夏の日に！！



『ケンケン助けてよ！！』

ド「おー、エマ〜たこ焼きでも買いに行くか」

エ「行く行く〜」

『この薄情者共が！！！！』



面倒ごとには巻き込まれたくないって顔だったな！！
心なしか客たちが私たちと距離取ってんだよね！！
もしかして迷惑客ですかね？！私達！！



マ「千冬…隠しても無駄」

千「何がっすか？」

マ「遠慮されんのも面白くねぇじゃん？」

千「………。」

マ「渡さねぇよ」

千「………望むところです」

『何の話し？焼き鳥は塩派かタレ派なら
　私は、断然塩派だよ。譲らねぇよ』

マ「Aはまだ知らなくていーの(笑)
　 あ、ちなみに俺はタレ派ね」

千「俺は塩派っすね」



後ろと横で睨み合ってる気がするけど…
気づかなかったことにしよう。



塩派かタレ派で睨み合うなんてまだまだガキだな。





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