はい、私きっとチートキャラです。

不良と変態と暴君 ページ2

＿Side 武道



2回目のタイムリープ…気がついた時には
喧嘩賭博の最中という最悪なパターンだった。


一発KOされた挙句、佐野か稀咲に会いたいと言ったら
キヨマサくんの機嫌を損ねてバッドでボコボコ…



キ「オラ起きろ花垣…次、テメェの口から
　 佐野くんの名前出てきたら…わかってんな
　 ……殺すぞ」

武「！！」



こえぇぇえええええっ！！！！！


何だよコイツ会話になってねぇじゃん！！
無理じゃん！会えねぇじゃん！！名前出したら殺すって
ほんとに死んじゃうよ！！コイツほんとに中学生かよ！！



もう嫌だ…俺には無理だよ。



今回タイムリープする時だって、心の中じゃ
目が覚めたらめちゃ強ヒーローとかいねぇかな…とか
あり得ないことを考えていた。

いるわけねぇよ…タイムリープすら本来あり得ないんだ。




日「あら、花垣くん？」

武「橘…なんで」

日「何でって…そこ、ヒナん家」



挫けそうで…辛くて…それでもヒナに会ってしまえば
少しずつ前を向けるんだ。

やっぱりヒナを助けたい。







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『へぇ〜青春じゃん(笑)』

「はぁー…お嬢…盗み聞きなんて趣味悪いですよ」

「おじょ〜今日パンツ何色っすか？」

『りんりーん、このヘンタイどっか埋めとけ〜』

凛「嫌ですよ、コイツ人間の域超えてますから。
　 お嬢が生きてる限りは大気圏外に放り出しても
　 絶対に死にません」

『叶ってびっくり人間だったんだ…凄いね』

叶「あ〜〜〜はぁぁぁん！！！
　 お嬢ぅ〜もっと褒めてぇぇぇぇんんんんん！！！」

『うるせ』

叶「ぐはっ…！！」







この時俺は…近くにあった怪しい影に





まだ気づいていなかった。





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