はい、私きっとチートキャラです。

心が溶けだす… ページ13

＿Side マイキー



Aに初めて会った時…危険だと思った。


彼女が危ないわけじゃない
この子と関わると俺が危険だと思った。



それを1番強く感じたのは
タケミっちの学校に乗り込んだ時
彼女が去り際に見せた笑顔…あれを見た瞬間に
俺は、瞬時に悟ったんだ。



守りたい、壊したくない。そう思えば思うほど
きっと俺はおかしくなる…

でも、この子は俺に何よりも大きな力をくれる
そう思ったのも事実だ。



マ「俺たちどっかで会ったことあんのかな…」




危機感0で爆睡してる無防備女に話しかけたって
返事は返って来ない。


心配だ…なんて、どの口が言ってんだか。。。






初めて会った感じがしなかった。



それどころか、俺は…ずっと求めていたものに
巡り会えたような感覚で埋め尽くされた。



すでに芽生え始めているとてつもない執着心と独占欲




…やっぱり暁Aは危険だ。




『んー………まいきーくん…ねないの？』

マ「Aちゃんの寝顔観察中」

『………ねれない？』

マ「え…」



俺の頬を両手で包み尋ねる姿に動揺が隠せない。




『大丈夫……私はここにいるよ。君のそばにいる』

マ「……な、…に言ってんだよ…」

『なんか…そう言って欲しそうな顔してたから』

マ「…！！」

『はい、捕まえた〜(笑)』

マ「はぁっ？！やめっ…」



俺の頭を抱え込んだかと思ったら
自分の胸元に引き寄せた、危機感0女…


マジで襲ってやろうかと思った。。。




『弱くたっていいんだよ。
　無理に強くなろうとしなくて良い…そう言ったところで
　君は弱さを人には見せないだろうから
　私が受け止めてあげる。涙は恥じゃない。
　上手く泣けないときは、私が一緒に泣いてあげる。
　だからもっと肩の力抜いて？
　…起きたら君は昨日より強くなってるよ』

マ「……えらそーに…」

『よしよし(笑)』



長い間抱え込んでたものが…一瞬で浄化された。





それと同時に俺は…





もっとAに溺れていく…。





心が溶けだす…

深く深く渦を巻いて黒く染まる。





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