ままごと。

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『 Aちゃんに陽向くん、だよね？

急なお願いでごめんね。全員が集まれるの、次いつになるかわからなかったからさぁ。

俺は、八木将康っていいます。

将康って呼んでね。』



そう言う将康くんはサラリとお兄ちゃんと私にスリッパを出してくれた。


『 陽向くんはこれね。

小さい子が来てくれるなんてワクワクして。

昨日近くのドンキに買いに行っちゃった。 』



「 ありがとうございます。

陽向良かったね。 」



陽向は大好きな機関車のキャラクターにニコニコして。


「 あーとー。 」


将康くんに、陽向なりのありがとうを伝えている。


『 どういたしまして 』 なんて、目を細めて笑う将康くんは、きっと子供が好きなんだろう。

会ってすぐに陽向も慣れたのか、抱っこしようと差し伸べてくれた腕の中に自ら入っていった。



『 来てくれたよー。 』




将康くんが開いたドアにお兄ちゃんの後に続いて入れば。


ずらりと並ぶ男の人達。


え…っと。状況がよくわかりません。。


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