ままごと。

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5人を見送ってリビングへ戻っても、やっぱりご機嫌ナナメな陽向。


何とかなだめようと、さっき陽向が繋げていた線路の所へ連れて行く。






愁平 「 Aちゃん良ければ、

今日、一緒に行こう？

陽向だって、家にいてもつまんないだろうし。

そのつもりで陽向の分の支度もしちゃったよ。笑」





私に見せるように愁平くんが開いたバッグの中には

陽向のおもちゃや着替えが綺麗に入れられている。





「 一緒に？どこへ？

愁平くん、今日は仕事だよね？ 」





愁平 「 今日はもう１つのグループの方の練習日なんだよ。

Aちゃんの事も陽向のことも紹介したいし 。

ダメかなぁ？ 」




愁平くんは陽向をひょいと抱き上げ、頭を撫でた。




ダメというか…。


陽向を抱っこする愁平くんの後ろの方から、チクチク刺さる視線が。。


あまりいい顔をしていない。





翔 「 小澤、今日、ボルダリングって言ってたよな？ 」




雄太 「 うん。ボルダリング。

あ、キッズスペースあったかもしれない！

陽向連れて、ボルダリング行こうか！ 」






翔 「 行くなら小澤の方にしとけ。」




声まで不機嫌モード。何を怒ってるんだろ？

翔くんに従うわけじゃ無いけど、

キッズスペースもあるならそっちの方がいいかも。





「 じゃあ。 ボルダ…




愁平 「 翔くんにめっちゃ似てるメンバーがいるんだよ。

会ってみたくない？ 」



言いかけた私に、愁平くんはそっと耳打ちした。









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