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「わぁぁぁ!!!遊園地きたーーーー!!!」
日曜日。
遊園地につくと、Aは小学生みたいにはしゃぎ出した。
「ガキかよ」
「ガキでいいもーーん」
「ほら、行くぞ。」
俺がそう言うとAは、目を細めて笑顔を俺に見せた。
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「ジェットコースターだー!!」
「乗るだろ?」
「あたり前田のクラッカー!!」
「…どこで覚えてきたんだよソレ」
そんな会話しながら、俺たちはジェットコースターを待つため並ぶ。
するとAが、俺の服の袖を引っ張った。
「…ねぇ、摂津」
「あ?」
「もし、…もしだよ?…記憶障害が自分にあったら、どうする?」
「はぁ?」
柄でもない質問をしてきて、一瞬戸惑うがすぐに俺は答えた。
「俺は、意地でも忘れないようにするな。」
「…そっ、かぁ」
そう言ったAの表情は、少し苦しそうだった。
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作者名:ちう | 作成日時:2018年1月20日 18時