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カフェに着き、席に向かい合わせで座る。
客は私達しか居らず、店員さんもメニューを持ってきてくれたあと直ぐに裏に行ってしまった。
男は相変わらず帽子とマスクを取らず、更にずっとキョロキョロしてる。
「 あの、帽子取らないんですか 」
「 え！？…あ、ああ、確かにな 」
また周りを見てから、まあいっかと帽子とマスクを取る。
顔が丸見えの状態で私をまた見る。
「 いや、なんか恥ずかしいな 」
「 …え 」
艶々サラサラな黒髪に整った眉毛、少しキリッとしながらも大きな瞳に血色の良い唇。
こんな美形、三次元に居るんだ。
明らかに一般人じゃない風貌、モデルさんなのかな。…だったら私と会うのまずくない…？
こうやって会ったのが写真に取られて週刊誌に掲載、そして私だと気づいた誰かが猛攻撃してくる展開も見えてきて、更に嫌になってくる。
「 え、そんな想像してた顔と違う？めちゃくちゃ眉間にシワ寄ってっけど 」
「 え、あ、いやそんなこと無いです 」
「 確かに君も想像と顔違ったわ、もっとなんかこう、薄いイメージあった 」
「 …それ悪口ですか？ 」
「 違う違う！！実際に明るい場所で顔見たらめちゃくちゃ顔整ってるし似合うメイクしとるし髪艶々やし！…ごめん気分害してもうた？めちゃくちゃ褒めてるつもりやねんけど… 」
分かりやすく眉を下げる。
「 …貴方も素敵だと思います。 」
お世辞抜きで素直に出た言葉に私が驚き、慌ててお冷を飲む。
…勘違いだろうか、
男の顔が少し赤くなったように見えた。
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浦子(プロフ) - kkm1997さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて光栄です(TT) (2022年2月24日 22時) (
レス) id: 937c017f8b (このIDを非表示/違反報告)
kkm1997(プロフ) - はじめてコメントします。最近読ませてもらってます。急展開このまま続けてください。楽しみなんで… (2022年2月24日 21時) (レス) @page23 id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浦子 | 作成日時：2022年1月31日 2時
