検索窓
今日:9 hit、昨日:12 hit、合計:24,228 hit

ページ18






「 神田さんは?趣味とかある? 」




「 趣味… 」




平日は仕事で帰ったら直ぐに風呂と夕食済ませて寝るし、休日は疲労で屍のように寝る毎日。




携帯もテレビもあまり見ないから特に趣味と言ったものは無い。




「 常に寝てるので無いです 」




「 じゃあ体力余ってる時一緒にゲームしてみいひん?めちゃくちゃ楽しいで 」




「 でも私ゲーム機何も持ってないです 」




「 俺の一緒に使う以外に何があんねん 」




「 一緒に……ってどこで!? 」




「 え、俺ん家 」




あまりにも真っ直ぐな瞳に驚く私。こんな女の子とホイホイと家に入れる人なのか?




…こうやっていつも川村さんは色んな女性をお家に上げてるのかな。




少しズキっとする胸に余計驚いて片胸を抑える。




すると、川村さんは慌てだして




「 待って俺今何も考えてへんかったわ、ごめんな神田さん嫌に決まっとるよな…俺メンバーと家族以外家に誘ったこと無かったのに、自然に神田さんの事家に誘っとったわ 」




ん?日本語おかしいた…んとね…と言葉を濁し始める川村さん。




「 それ、本当ですか 」




「 ん?何が? 」



「 いや、メンバーと家族以外家に誘わないっていう話です 」




「 おん、まっじで誘った事ない!神田さんが初!って言っても誘いにはならへんか…ん…? 」




何故か動揺している川村さん。電灯に照らされる川村さんの耳は真っ赤。




恐らく本当なんだろうな、少し安心している自分に私まで動揺しかける。




「 ごめんな、ほんまに 」




また子犬のように眉を下げて落ち込む川村さん。そんな川村さんに、




「 じゃあいつか、スケジュールが合ったらお邪魔したいです 」




と伝えると、今度は私の方を勢いよく見て笑顔でほんま!?と言う。




「 え…嬉しい!実質お客さん第1号は神田さんや! 」




よっし!とガッツポーズする川村さんの片方の手はまだ私と繋がっている。その繋がっている手にも力が入っている。




それは一体なんのガッツポーズなんだか…。




「 じゃあいつ空いてる?俺も帰ったら空いてる日確認してメールする 」




また目を輝かせる川村さん。まるで小学生が友達と遊ぶ計画を立てる時のような表情。




「 分かりました。私は基本土日が休みですけど一応確認してみます 」




「 うん!分かった!楽しみやな、おすすめのゲーム考えとくわ 」




・→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
247人がお気に入り
設定タグ:LDH , therampage , 川村壱馬   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

浦子(プロフ) - kkm1997さん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただけて光栄です(TT) (2022年2月24日 22時) (レス) id: 937c017f8b (このIDを非表示/違反報告)
kkm1997(プロフ) - はじめてコメントします。最近読ませてもらってます。急展開このまま続けてください。楽しみなんで… (2022年2月24日 21時) (レス) @page23 id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:浦子 | 作成日時:2022年1月31日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。