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視線の先には、
「 神田さん、偶然やんか 」
丁度さっきコンビニ行っててん、そう言ってレジ袋を持つ右手をちらつかせる川村さんが居た。
ああ、この声だ。この笑顔だ。
今まで我慢していた涙が溢れてくる。
「 え、ちょっ、か、神田さん！？ 」
「 ……ごめんなさい、ごめんなさい… 」
「 なんで謝んねん、なんかあった？ 」
「 …… 」
「 言うてみ？ 」
上司に対する苦痛なんかそっちのけで、今は川村さんに会えたことの安心感が心を満たしていて、
「 …会いたかった…っ、ごめんなさい、 」
その言葉だけが、私の口から零れた。
特に川村さんの事が好きって訳でもないし、全てを信用してる訳じゃない。
なのに、今の会いたかったって言う気持ちは紛れもなく事実で。
こんな薄情な女から言われる会いたかったなんて、川村さんにはただの迷惑でしかない。
なのに、なのに、
目の前にいる川村さんは、満面の笑みで、温かな手で私の頭を撫でてくれた。
「 ありがとう、俺も会いたかった 」
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浦子(プロフ) - kkm1997さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて光栄です(TT) (2022年2月24日 22時) (
レス) id: 937c017f8b (このIDを非表示/違反報告)
kkm1997(プロフ) - はじめてコメントします。最近読ませてもらってます。急展開このまま続けてください。楽しみなんで… (2022年2月24日 21時) (レス) @page23 id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浦子 | 作成日時：2022年1月31日 2時
