【番外編】３ ページ47
『おっと〜？正門くんぽやですか〜？』
「ちゃいますよぉ！」
「おい正門〜」なんて茶化すメンバーに笑いながら楽屋を後にして、隣へ移動する。
ハンガーラックに掛けられた洋服を見れば、ちゃんとズボンが用意されておりスタッフさんへの感謝があふれた。
「有難うございます。」そう呟き着替えを始めた。
ボタンをはめて裾を伸ばし、カーディガンを羽織った時にぐちゃぐちゃになった袖を綺麗に直す。
姿見の前で最終確認を終えみんなの居る楽屋へ戻った。
「お帰りなさいAちゃん」
『正門くんただいま』
ドアを開ける前に正門くんが出て来る。開けてくれた礼をし、席へ戻ろうかと楽屋に足を踏み入れると、奥の方から「あ！Aさんちょっと待って！」と晶哉ちゃんの声が上がった。
「あ〜晶哉まだ着替えてるわ」
『あ、ほんまぁ。もうちょい遅くしたらよかったかなぁ』
正門くんの後ろからが顔を出したせーやくんに「似合ってるやん」そう言いながら肩を小突かれる
「終わりました！もう大丈夫です！」と晶哉ちゃんが声と共に姿を見せる。ジャケットに身を包んだ姿はとても様になっていた。
『めっちゃカッコイイやん』
素直に褒めると赤くなる所は、まだまだあどけなさが残っていて最年少だなと実感する。
しばらく談笑していると時間を知らせに来たのであろうスタッフさんが楽屋を訪れた。
「Aぇgroupの皆さん。おはようございます。本日はよろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
「では、まず撮影から始めますので、スタジオにお願いします。」
「わかりました。」
顔見知りのカメラさんに撮ってもらう事で気が緩みそうになるが、仕事の自覚を持ち直す。
スムーズに事が進み撮影は予定よりも大幅に早く終わった。続けて取材へと入る。別室に移動し、記者さんと７人での対談形式だ。
「相澤さんはジャニーズ唯一の女性ということで、」
記者さんの一言に若干ピリつくのがわかる。それを感じ取ったのか一度咳払いをしつつ、話を続けた。
「男性の中で生活する上でやはり一番気になる所と言えば恋愛面なんです。相澤さんからそういった話を耳にしないのですが、どう思われていますか？今回のテーマが恋愛観ということで、少し気になっていて」
はいはい。来たな。今回は早すぎないか。等と思いながらも笑顔は絶やさない私。
めちゃくちゃジャニーズしてる。
握りしめた拳を大晴が上から包んだ。徐々に解れる筋肉と、落ち着きを取り戻した頭で冷静に返答した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Aぇ!group」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Njg(プロフ) - あおこさん» 全て変更致しました。本当に申し訳ございませんでした。 (2021年10月19日 11時) (
レス) id: 62ccd39c0f (このIDを非表示/違反報告)
Njg(プロフ) - あおこさん» ごめんなさい！！！！！バカが出てました。すぐに修正させて頂きます。 (2021年10月19日 11時) (レス) id: 62ccd39c0f (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 正しくは正門良規だと思うのですが、、、 (2021年10月19日 2時) (レス) @page3 id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Njg | 作成日時：2021年9月25日 12時
