No.14 ページ16
*
__とあるホテルの一室にて。
「うえぇ…きぼちわるい…み、水…水ちょうだい…」
「もー!だから明日から任務なのにそんなにお酒飲んで大丈夫なんですかって云ったじゃないですか!」
「だってぇ…こんな異国の地に来て
うう、なんだか頭がふわふわしてきたよ…
おや。窓の外にピンクの象が楽しそうに舞ってるじゃないか…
今なら私、飛べるような気がする。」
「今度はピンクの象ですか…って、本当に窓から身を乗り出さないでください!!」
「あ〜…喫茶うずまきのあんみつが恋しい…
それになんだか今回の依頼、とてつもなく嫌な予感がするのだよねえ…
というわけで、明日、私はここで休んでいるから頑張って行って来てくれ給え。」
「無茶言わないでください!
僕一人じゃこんな大きな任務無理ですよ!」
「あれ、云ってなかったっけ。」
「え?」
「今回の任務、私達だけじゃなくもう一人後から合流する予定だって。多分今頃、会場に向かってる最中じゃないかな?」
そして、またまた別の場所では…
「おい。例のハンター試験とやらの会場は本当にここで合ってるんだろうなァ?」
「ええ…そのようです。試験は明日からですので今宵は僕の部下が事前に予約しておいたホテルで明日に備え休まれると良いかと。」
「今回の目的はライセンスの取得、及びポートマフィアに送られてきた箱型爆弾の解除…だったな。」
「爆弾の唯一の解除方法は、ハンター試験に合格することでのみ入手可能なライセンスを差し込むこと…と首領宛に届いた“招待状”に書かれていたらしいですね。」
「チッ… その招待状とやらを信じるしかねぇだろうな。爆弾処理に当たらせた部下の一人が、やけくそになって重火器を一通りぶっぱなしたらしいが箱には傷一つつかなかったそうだ。」
「…ところで幹部殿。」
「あ?」
「ハンターという職業に就きたい者は、星の数程いる模様…よって会場も非常に混雑することが予想されます。」
「おう。それがどうした?」
「なるべく僕とはぐれないように…」
「…手前、そりゃどういう意味だァ?」
「いえ…幹部殿ははぐれたら見つけるのが大変そうだなと。」
「ぶっ殺されてェのか手前!?」
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猫ノ栞(プロフ) - 嚠鸝邏さん» コメント&ご指摘ありがとうございます。非常にありがたいです。しっくり来るタイトルが浮かび次第この作品のタイトルを変更させて頂こうかと思います。 (2017年11月28日 8時) (レス) id: 12fd2174b4 (このIDを非表示/違反報告)
嚠鸝邏 - ごめんなさい、指摘…なのでしょうか?タイトルに就てなのですが、amatoという作者様の、"異能力?いいえ、霊能力です"というものに大変似ておりまして…作成日時は此方の方が新しかったので…ごめんなさい。然し、物語はとても面白いです!更新頑張って下さいね! (2017年11月28日 0時) (レス) id: 4b796ea73d (このIDを非表示/違反報告)
猫ノ栞(プロフ) - 寝夢@影武者さん» コメント&評価ありがとうございます。この身に余る光栄です。楽しんでいただけたなら何よりです。これからも頑張らせていただきます。 (2017年11月25日 22時) (レス) id: 12fd2174b4 (このIDを非表示/違反報告)
寝夢@影武者(プロフ) - 評価100番目踏ませていただきました!着ぐるみシーンが吹き出すほど面白かったです…(爆笑)これからも更新頑張ってください! (2017年11月25日 21時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
猫ノ栞(プロフ) - ハイチュウさん» この身に余るお言葉ありがとうございます。拙い文章ではありますが少しでも素敵な絵に見合う作品が書けるよう努力させていただきます。 (2017年8月30日 19時) (レス) id: 12fd2174b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫ノ栞 | 作成日時:2016年10月23日 4時