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ヒーロー ページ21

でもやっぱり我に返って言ってみた





「どーせ Aにしか言ってないっていうのも、






臣「…送ってくよ。方向、あっちだよな?」





え…


強制的に帰れって?




なにそれ。




もう臣くんは松葉杖を手に取って立とうとしてる






「…大丈夫。脚、大変だろうから。


それに迎え来てもらうつもりだったし」






臣「ん。わかった。俺も電車の時間あるからそろそろ行くわ」






「…うん、またね」






臣「おう、じゃーな」








別れを惜しむ暇もなく去っていった




あたしがあんなこと言わなければ。






彼女でもないのに、疑いすぎた





こうやってすぐ調子にのるからあたしは



ダメなんだよね、うまくいかないんだよ、わかってる






ただ、お前にしか言ってないって、もう1回言って欲しかった




だけなのに。








あーあ、もう喋らないんだろうな




臣くん、他の気になってる女の子の所にいくんだろうな






終わっちゃったよ、。



なつみにも、妹にも謝ろう







1人で駅の近くを歩いていると





?「…A?」





「え?………がんちゃん…」





岩「久しぶりだね!笑 文化祭の委員会 以来じゃね?笑」





「あー、そうかもね笑 初回しか会ってないもんね」





岩「なにしたのー?そんな泣きそうな目しないでよ〜笑」





「がんちゃんってピンチの時に現れるよね…笑」





岩「はは笑 そうなの?笑 じゃあ今日はどんなピンチ?」






って笑顔で聞きながらゆっくり歩いてくれるがんちゃん




あたしのヒーローですか。

作者より→←あの時



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作者名:リコ | 作成日時:2017年6月4日 14時

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