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#6 ページ6

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you said





お父さん母さん、今日は帰ってくる。



お父さん悪い、しばらく帰ってやれなくて






今日はお母さん、帰ってくるんだ。








そうお父さんから連絡があると
つい、先生のところに行ってしまう。











先生はこれから結婚して

子供も生まれて

幸せな生活を送るのに。









(先生にとって、私は迷惑以外の何者でもないよね、)




だから、せめてもの感謝として
毎回夕食を作ってる。






(でも、今日は遅いな…)





連絡が来てないか確認するも来ていない。





(…来るまで、待とう。)









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誰かに、頭を撫でられている。




私、寝ちゃったんだ。





「…何があったん?」





…せんせい?









「…A、いつか俺に言ってな、本当のこと」









これは夢なのか、それとも現実なのか。
意識がはっきりせず、声だけが聞こえる。









でも今、Aって…




先生、私のこと名前で呼んだ?

そう気づくのに、結構時間がかかった。








現実かも分からないのに
先生に呼ばれたってことだけにドキドキしてる。









「いただきます」

「うん、美味い」









先生は飲んできて夕食を食べるのもキツいのに、

どうしてそんなに嬉しそうな声でいただきます、って言うの?

どうして、私なんかの料理を美味いって言ってくれるの?









『…っ、』









はじめての感情に動揺してる。


涙が止まらない。


ソファの生地には涙が染みてて、
声を出すのを我慢するのも大変だった。









『…せんせい、』









どうかこれが、夢じゃありませんように。
















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作者名:めい | 作成日時:2017年12月16日 15時

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