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#27 ページ27

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you said





「駄目や!」


『あたしこそ、駄目!』





お互い、眼光を飛ばし合う。

まぁ、…理由って言うのは…








「女の子やろ!?ベッドで寝ろや!!」



『やだよ!ここは先生の家でしょ!?』








どっちがソファとベッドに寝る?っていう論争です…。







「昨日はぐっすりベッドで寝てたやろ!!」


『そ、それは!色々あった後だから……!』


「…ええから、寝ろ」



『うごっ!』









ぼぶっ…と枕を投げつけられる。
…口調は強いけど、何気に優しい人。






ソファに寝かけてる先生。
…寝心地は絶対ベッドの方がいいよね。





先生も仕事あったし、疲れただろうし…。


でもあたしがソファで寝るのは許してくれない。


…方法は、1つしかない。








『せ、先生!』



「…ん?」



『べ、ベッド、…で寝てよ』



「…だから、お前が『…だったら一緒に!!』…え?」



『…いっ、しょ、に…ねる、とか…』









自分で言って自分で恥ずかしくなった。

言わない方が良かったかなぁとか
呆れられてんのかなぁとか…





これ以上、踏み込んじゃいけないのは分かってる。



でも、やっぱり、………









「………あ、ほ」


『……分かってるよ』








今、馬鹿みたいに顔が熱い。
あたしこんなキャラじゃないのに…!









「…俺、犯罪者になるやろ、それ」



『あたし、誰にも言わないし…』



「そーゆー問題ちゃうって…」



『…先生の意思はどうなの…?』









世間的な事じゃなくて
先生…遥輝の意思が聞きたいの。









もう、踏み込んじゃダメだって





昨日も、今までも、思ってた。








もちろん今でも思ってるのに




歯止めが、効かないの









今だけ年齢なんか忘れてよ
今だけ生徒と教師なんか忘れてさ









『……おしえ、てよ、』









今だけ、ワガママな私を許して下さい。





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作者名:めい | 作成日時:2017年12月16日 15時

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