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ピンポーン


『はいー……うえっ!?』



「あ、急にすまん」



『さ、坂本さん、どうしました?』



びっくりしたー、急に坂本さんが来るなんて…



「明日からな、遠征なんよ」



『はぁ』



「ルール、今のうちに教えとかなあかんなって」



『あ、なるほど!』



「今空いてる?」



『はい、空いてます。…すみません、私から行かなきゃ行けないのに』



「いやいや、ええんよ
それか、一応LINE交換しとこか?」


『ええ!?』


「なんかあったら怖いやん、お隣やし」



私の友達の中に野球選手が入っていたら、
毎日見る度に驚いちゃうよ。

でも、せっかくだし…
なんて思ってる私がいる。
しかも、結構喜んでる。



『…じゃあ、お願いします
…ここで立ち話もアレですし、入ってください』



「…ええの?」



『汚いですけど…』


お邪魔します、と後ろから聞こえてくる。
律儀に靴を並べてる。しっかりしてるなぁ。


『紅茶でいいですか?』


「お、ありがとう」


『そこらへんに座ってていいですよ』



私の家のソファに座ってる…
そう思うと、新婚さんみたいで…
勝手にドキドキしてきた。

やばいやばい、妄想が止まらない。
変態じゃん、私。


「あ、これ」



『それ、アコギギターです』



「ほー、かっこええなぁ」



『坂本さんの方がかっこいいで…あっ』




ポロッと本音が出てしまった。
口を抑えた時にはもう遅かった。


坂本さんと目が合う。
目が、逸らせない。

きっと今、顔が真っ赤だよ



「俺の方が…なんだって?」



『な、何でもないですっ…』



ニヤニヤしてる坂本さんが近付いてくる。

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設定タグ:恋愛 , プロ野球 , 坂本勇人
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作者名:めい | 作成日時:2017年7月9日 17時

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