ドンちゃんは私の事好きなのに (ページ23)

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『待ってドンちゃんっ... 』

「なに？」

『なんでそんなにマーク君の話すると機嫌悪いの？マーク君と何かあったの？喧嘩したの？』

「まくひょんとは何も無いし喧嘩もしてない」

『じゃあどうして... 』

「好きだからだよ」

『え..... 』

「A、俺お前のこと........好きだから...まくひょんの話されるとムカつく」

ドンちゃんの口から想像もしてない言葉が飛び出してきて動揺した

ドンちゃんはいつもと違って真剣な眼差しを私に向けていた

「俺は小学生の頃からAの事好きなの......なんで、気づいてくれないの？」

『ごめん.....全然気づかなかった』

いつもドンちゃんが私に好きだよとか言ってくるのは冗談だって思ってたけど

本心だったんだ.....

私がずっとテヨン先輩テヨン先輩って言ってたのを....

ドンちゃんはどんな気持ちで聞いてたのか考えると私まで悲しくなる

辛かったんだろうな....

「まくひょんと比べ物にならないくらい一緒にいる時間長いのに...テヨン先輩の次にまくひょんを好きになったら俺のプライドが許さない。

あんな奴やめて俺にしてよ......

お願い、だから.... 」

涙ぐんでいる目を見開き、真剣な目で私を見るドンちゃん

その想いに圧倒されるけど..

私は、誰が好きなのか

今は全然わからない

『ごめん、私.........まだ自分の気持ちがよくわからないんだ.. 』

テヨン先輩に彼女がいると知った日の次の日だから...

「そう、だよね.... ごめん」

悲しそうな表情を浮かべてドンちゃんは歩いていった

その後ろ姿を眺めながら...

申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

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