ドンちゃんは私の事好きなのに (ページ22)

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屋上に着いたところでドンちゃんは私の手を離し、

振り返った

「さっきのあれはなに？教室の中に皆いるのにまくひょんとなにしてんの？」

『私が後ろに倒れそうになったのをマーク君が助けてくれただけだよ』

ドンちゃんのクマさんみたいな可愛い目は怒りに燃えていて、今にも襲ってきそうな危険な目をしていた

何をそんなに怒っているのか..

鈍感な私はドンちゃんの嫉妬に

全然気づかなかった....

「へぇ。なに、まくひょんのこと好きにでもなったの？」

『いやいや！なってないよ！』

「じゃあなんでそんなにまくひょんの話しかしないの？」

『マーク君とは友達だし話が合うから嬉しくて..ドンちゃんとも共有しようと思っただけなのに.........んっ！？』

いきなり胸元を捕まれ、

引き寄せられる

瞬間__

キスを落とされた

「共有しなくていい。もうまくひょんの話なんかすんなよ。」

『どんちゃ、いきなり..... 』

「今度まくひょんの話したら深い方するから。」

怒り任せに私を押し、帰ろうとするドンちゃん

私はとっさにドンちゃんのブレザーを掴んだ...

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